【兵庫】外国にルーツを持つ子供を支援　進路・就労支援の為に基金を創設　「こくさいひろば芦屋」と「多文化共生センターひょうご」に助成

★兵庫）外国にルーツを持つ子どもを支援　基金を創設
阿久沢悦子2015年6月3日03時00分

外国にルーツを持つ子どもの日本語指導や進路・就労支援に役立ててもらおうと、
ひょうごコミュニティ財団（神戸市中央区）が基金を創設した。世界有数の金融グループ
「ＨＳＢＣ」（本部・ロンドン）の寄付をもとに、県内の外国人支援団体を対象に助成先を公募。
今年は応募７団体から２団体を選んだ。

「こくさいひろば芦屋」（芦屋市）は、阪神間の小中学生とその保護者を対象にした日本語教室を
開いている。助成の３０万円で、高校受験に関する情報提供や進路指導、専門資格の
取得や日本語能力試験などの受験対策に力を入れる。また、就学前の子どもに日本語を教え、
小学校に適応しやすくするという。

「多文化共生センターひょうご」（神戸市東灘区）は、外国にルーツがある住民の子育て支援や
健康相談に取り組んできた。助成額は８０万円。子どもたちが日本での生活を続けられるよう、
学校卒業後のキャリア設計を手助けしたり、企業やＮＰＯでの就業体験したりする仕組みをつくるという。

県教委によると、日本語指導が必要な外国人の児童・生徒数は、今年５月１日現在で県内に８０２人。

ひょうごコミュニティ財団の担当者は「外国にルーツがある子どもたちは言葉の壁や生活習慣・文化の
違いで、高校や大学への進学率が低い傾向がある。就労も不安定で、基金が問題解決の一助になれば」と話す。（阿久沢悦子）

http://www.asahi.com/articles/ASH61536TH61PIHB021.html

【兵庫】外国にルーツを持つ子供を支援 進路・就労支援の為に基金を創設 「こくさいひろば芦屋」と「多文化共生センターひょうご」に助成

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