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【日本孤立】 象牙取引規制で守勢に回る日本政府、国際批判の矛先集中 全面禁止を打ち出した中国とは対応に隔たり

1 :擬古牛φ ★:2017/01/19(木) 14:00:43.55 ID:???
★象牙規制(上):守勢に回る日本政府、国際批判の矛先集中

[東京 17日 ロイター] - 日本の象牙取引が国際的な非難の矢面に立たされている。
野生生物保護団体は日本政府が取引を容認していることが、ゾウの密猟を誘発していると批判。
その矛先はオークションで取引の場を提供しているヤフーにも向かっている。


日本政府は規制強化に乗り出したが、象牙市場の年内閉鎖を打ち出した中国とは対応に隔たりがあり、
対日非難が静まるかは、なお不透明だ。

●<中国象牙禁止で日本孤立イメージ>

象牙取引をめぐる国際世論の中で日本が窮地に陥っている背景には、密輸大国と非難されてきた中国の「転向」がある。
「全形の象牙の在庫を多く保有しているのは日本と中国だけ」(NGO関係者)という状況が続く中、
中国はさらに一歩進め、昨年12月30日、今年末までに商業目的の象牙の取引を全面禁止すると発表した。

中国はこれまで禁止の方針だけを示していたが、実施時期を明確にしたことで、
残る問題国は日本だけという見方が広がりかねない情勢になってきた。

「象牙はクジラほど政治のサポートがない」──。象牙問題に関わるある関係者はこうぼやいた。
水産庁が国際対応を取り仕切る捕鯨問題と異なり、象牙問題は環境省、経済産業省が責任を押し付け合い、
それが日本の主張が国際社会に届きにくい要因のひとつになっているとの見方も少なくない。

関係者によると、こうした状況に危機感を持った外務省は昨年、ヤフーに接触。
ヤフーは昨年3月に世耕弘成内閣官房副長官(当時)に官民協議会の設立を持ちかけ、
ようやく国を挙げての体制構築にこぎつけた。
初会合が開かれたのは、象牙の国内取引禁止勧告が決議された
第17回ワシントン条約締約国会議(COP17)のわずか4カ月前のことだ。
(続く)
REUTERS http://jp.reuters.com/article/ivory-trade-idJPKBN1511K0

続きは>>2-4

2 :擬古牛φ ★:2017/01/19(木) 14:01:00.76 ID:???
>>1の続き

●<象牙の国際取引は原則禁止>

ワシントン条約では、種の絶滅を防ぐために取引に制限が必要な野生動植物を3区分に分類し、
レベルに応じた規制をかけている。附属書Iは絶滅のおそれがあり、その原因は国際取引にあると
判断されている種で、国際取引は原則禁止。附属書IIは必ずしも絶滅の恐れはないものの、
取引規制をしなければ絶滅のおそれがある種で、一定の条件を満たし輸出国が許可すれば取引はできる。

では、アフリカゾウはどこに区分されているのか。アフリカゾウは1980年代に密猟が激化したため、
1989年に附属書Iに掲載され、翌1990年から象牙の国際間取引は原則禁止となった。
その後、1997年にボツワナ、ナミビア、ジンバブエの南部アフリカ3カ国、
2000年には南アフリカ共和国が附属書IIに戻されたが、他の国のゾウに影響を与えかねないとして
取引を制限する「注釈」がつき、現在も実質的に取引ができない状況になっている。

その後、南部アフリカ諸国の強い要望もあり、1999年と2009年に2回だけ自然死や有害駆除された
アフリカゾウの象牙の輸出入が認められたが、これ以外で国際取引は行われていない。
つまり、日本政府の主張が正しいとするならば、現在、日本に流通している象牙は1989年以前に
輸入されたものか、その後の2回で輸入されたものということになる。

●<甘い在庫管理、「床の間象牙」把握できず>

日本がワシントン条約の締約国になってから象牙の国際取引が禁止されるまでの間(1981年から1989年)に
合法的に輸入した象牙は約2006トン。さらにその後の2回の輸入で89トンが入ってきており、
合法的に輸入された象牙は約2095トンにのぼる。

合法的に輸入されたと言っても、すべてが自由に売買できるわけではない。
象牙は「種の保存法」による規制の対象となっており、全形については、
あらかじめ登録を受けたものだけが国内取引ができる。
全形ではない象牙製品やカットピースも届出業者だけが取り扱い可能だ。

ただ、この登録制度が甘いため野生生物保護団体などからたたかれる原因にもなっている。

続く

3 :擬古牛φ ★:2017/01/19(木) 14:01:11.81 ID:???
>>2の続き

「日本政府が在庫を把握できていないことは非常に問題だ」──。
野生生物の取引を監視・調査する英国に本部を置く非政府組織(NGO)「トラフィック」の
若尾慶子ジャパンオフィス代表はこう語り、管理体制の強化を訴えた。

約2095トンのうち、登録制度が導入された1995年から2015年までに登録された全形象牙は累計305トン。
では残りの約1790トンはどこに消えたのか。
一部は印鑑などに化けた可能性が高いが、いまだ登録されないまま押入れの奥に眠っていたり、
床の間に飾られていたりするケースも多いという。

一部の野生生物保護団体は象牙の登録本数が年々増加していることから、
この中に密輸された象牙が紛れ込んでいる可能性が高いと批判。
これに対して、日本政府はこれまで表に出てこなかった「床の間象牙」が相続等で表に出てきているにすぎないと反論している。

環境省の担当者は「床の間象牙や押入れ象牙がどの程度あるかわからない。
そこがわれわれが批判されるときに残念ながら弱いところだ」と認めている。

あるNGO関係者は「在庫管理に不備があるから、それが合法的なものなのか、密輸されたものなのかでもめる。
政府も合法的と主張するだけでなく、管理を強化するとともに、抜き打ちで象牙の年代鑑定をするなどして
疑惑を晴らす努力をする必要がある」と話す。

官民協議会が昨年9月にまとめた報告書によると、税関が象牙と象牙製品を差し止めた件数は年間数件程度にとどまっており、
その大半が禁止を知らずにお土産として持ち込んでしまった「うっかり輸入」という。
こうした状況を踏まえ、報告書は「大規模な密輸入は確認されていない」と結論付けている。

関係者によると、環境省は20日召集の通常国会に、現在、届出制の象牙取り扱い業者を登録制にすることなどを盛り込んだ
「種の保存法」改正案を提出、監視の強化を図る方針だ。
野生生物保護団体は「一歩前進」と評価するが、求めているレベルには程遠く、引き続き規制強化を求められそうだ。

以上

4 :擬古牛φ ★:2017/01/19(木) 14:06:53.74 ID:???
記事の後半もありました

★象牙規制(下):見えないネット取引実態、日米ヤフーに温度差

[東京/サンフランシスコ 17日 ロイター] - 日本で象牙取引のオークションサイトを提供しているヤフー(4689.T)に対し、
野生生物保護団体だけでなく、実は身内からも不安視する声が出ている。
声の主はヤフーにブランドライセンスなどを供与している米ヤフー(YHOO.O)だ。

関係者によると、米ヤフーは再三にわたり、この問題に関してヤフーと協議しているが、
ヤフーは首を縦に振らないという。

●<象牙市場縮小もネット取引は増加>

トラフィックによると、日本の象牙市場の規模は1989年には200億円だったが、
2014年には20億円と10分の1に縮小した。こうした中、逆に増えているのがインターネットを利用した取引だ。

国際環境保護団体「環境調査エージェンシー」(EIA)と特定非営利活動法人トラ・ゾウ保護基金(東京都港区)の調べでは、
ヤフーオークション(ヤフオク)における「本象牙」の落札件数、金額はともに2005年以降右肩上がりになっており、
とりわけ2011年、13年、14年には急カーブを描いている。

全形牙は2009年から2015年までの7年間に約1800本(ゾウの頭数換算で約1000頭分)、
分割牙は同じ7年間で20万トン以上(同約6000頭分)が落札されたという。

インターネットでの取引増加を踏まえ、トラ・ゾウ保護基金は
「日本の国内象牙市場における潜在的需要は1989年の象牙取引禁止以前の規模へと復活の道を歩み始めている」との懸念を示し、
象牙市場の即時閉鎖を訴えている。(続く)

REUTERS http://jp.reuters.com/article/ivory-trade-yahoo-idJPKBN1511KL

5 :擬古牛φ ★:2017/01/19(木) 14:07:17.21 ID:???
>>4の続き

これに対して、ヤフーは「ヤフオクでは日々膨大な取引が行われており、詳細の条件を持つ象牙の集計は困難を極める。
調査データは根拠のある数字ではない」(広報担当者)と反論。
ヤフオクでの取引が増加していることについては「リアルでの取引が電子商取引に置き換わっているためだ」(同)との見方を示している。

●<アフリカゾウ保全成功で逆に獣害も>

「グレート・エレファント・センサス」などの調査によると、アフリカゾウは国際取引が禁止されて以降、
個体数は回復傾向を示していたものの、2007年ころから密猟により再び減少に転じ、
この7年間で全体の約3割に当たる14万頭が減った。
近年、年間2─3万頭のペースで密猟されていると言われており、15━20分に1頭の割合で殺されている計算となる。

ただ、全体では減少しているものの、国ごとにみると増減まちまちで、これが議論を複雑化させる要因にもなっている。
現在、アフリカゾウの管理は全体で減少していることを念頭に対策が立てられているが、
保全に成功している一部の国では、農作物が荒らされたり、人が襲われたりする「獣害」も発生している。

環境省の担当者は「保全に成功した国は少数なので国際社会には届きにくいが、彼らの声をしっかり受け止めないと、
保全しても生活が脅かされて密猟時代の方が良かったということなりかねない。
保全が地域住民にもメリットになる制度設計が必要だ」と話す。

●<「日本は閉鎖すべき市場ではない」>

昨年10月に開催されたワシントン条約締約国会議では、すべての国に対して象牙の国内市場閉鎖を求める勧告が採択された。
取引を続ける日本にとっては一見厳しい内容に映るが、閉鎖を求める市場は「密猟や違法取引に寄与する」国内市場に限定されており、
「政府がしっかり管理している日本市場は閉鎖すべき市場には当たらない」(環境省)との立場だ。

だが、先に紹介した登録制度のように、管理の甘さを指摘する野生生物保護団体は少なくない。

続く

6 :擬古牛φ ★:2017/01/19(木) 14:07:36.24 ID:???
>>5の続き

トラフィックの若尾ジャパンオフィス代表は「わたしたちは密猟の原因が日本に市場があるからだとは
考えていないが、このまま何もしなくていいとも思っていない」と指摘。
「日本政府が制度の抜け穴をふさぐ対応をしないのであれば、残念だが象牙取引はあきらめるしかない」と話す。

●<批判の矢面に立つヤフー、取り組み強化>

トラ・ゾウ保護基金は、ヤフーと親会社のソフトバンクグループ(9984.T)に対して、
象牙取引を止めるようインターネットで署名を呼びかけている。
国際的な社会運動サイト「Avaaz」では、150万人の目標に対して、145万人超の署名が集まった。

こうした批判にさらされてまで、ヤフーはなぜ象牙取引の場を提供し続けるのか。

ヤフー幹部は「損得だけを考えれば、今すぐ中止した方が楽だが、それはすべきではない。
恣意(しい)的に運営すれば、利用者の信頼を失いかねない」と話す。
取引を継続している背景には「日本の象牙取引はアフリカゾウの密猟には直接的には関係していない」という
認識が大前提にあるが、ヤフーはこの問題を多様性の尊重はプラットフォーマーの責務という観点でとらえている。

先の環境省の担当者は「まっとうな商売している人や、普通に出品している人がいわれなき批判を受けて、
その市場を閉じることには反対だ」と語る。

ヤフーも手をこまねいているわけではない。
あるヤフー関係者は「うちの弱みは数字を取っていなかったことだ」と述べ、
批判に対して反論できる材料を取るためNGOと提携し、外部の目でチェックしてもらう仕組みを導入することを明らかにした。

「たとえば抜き打ち検査で違法出品の数や比率を調べてもらって、その数字を毎年公表する。
数字が上がったら対策をとり、数字が下がったら現在の対策が有効だという仕組みを取り入れたい。
自分達で検査するとお手盛りという声が出てくるので、第三者の厳しい目でチェックしてもらう」という。

続く

7 :擬古牛φ ★:2017/01/19(木) 14:08:00.63 ID:???
>>6の続き

この関係者によると、現在ヤフーは月3万件程度をパトロールして、このうち違法取引は数件程度あるという。

さらに生息国における保全の取り組みへの経済的支援も検討。
具体的には野生生物の密猟対策活動を支援するために寄付を予定している。

●<日米ヤフーで意見対立、議論は継続>

関係者によると、米ヤフーのマリッサ・メイヤー最高経営責任者(CEO)は象牙取引に対する懸念を
ヤフーの宮坂学社長や取締役に幾度となく伝えているが、議論は平行線のままだ。

ロイターの問い合わせに対して、ヤフーの広報担当者は米ヤフーと象牙の取り扱いに関して
継続的に議論していることを認めたが、内容については明らかにしなかった。

象牙取引をめぐっては、楽天(4755.T)もヤフーと同様のポリシーで運用しているが、
「現在、全形の象牙は出品されていない」(広報担当者)という。

象牙市場閉鎖をかたくなに拒むヤフー。
先の関係者は「インターネットの良さは小さいマーケットとか、
端っこの方にいた人達も取引に参加できるところにあり、そこを殺してしまうと良さがなくなってしまう」と話す。

以上

8 :名無しさん@13周年:2017/01/19(木) 14:18:06.18 ID:xJ9HCWAiV
像は怖いぞう。

9 :名無しさん@13周年:2017/01/19(木) 15:23:33.78 ID:3AIhBoDeq
象も増えすぎて困っているという話もあるので、適当に間引きをするのは必要。
鯨もそうだ。
一切禁止したりではなく、国際的に放し合いをして間引くことが必要。

10 :名無しさん@13周年:2017/01/20(金) 01:21:36.20 ID:lxr0pApyG
支那畜がすべて悪い

皆殺しにしろ

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