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【テーラワーダ仏教】ブッダの教えと冥想の実践18

411 :神も仏も名無しさん:2020/03/25(水) 03:07:50 ID:lDp2CV7i.net
ところで、何者がこのような滑稽を始めたのか知れませんが、日本において、分別説部の瞑想が現代的・西洋的に改変されたものを修めている者の中には、「サティを入れる」などという、奇妙奇天烈な表現を用いる一群の人々があるようです。
これは日本語で言う「念を入れる(落ち度の無いように充分に吟味すること)」の「念」を、パーリ語のサティに置き換えたものと言えるでしょうか。
表現上・言葉上のことに過ぎないとするにしても、日本語としてもパーリ語の解釈としても実におかしく、また語感として滑稽の感が漂っています。

大乗や日本における止観や安般念についての知識などほとんど無く、それが存在していることすら知らず、地に足が着いていないが為のことなのでしょう。

あるいは、日本の禅宗の衆徒を初めとして安般念(持息念)を行う人々には、意識を留める場所を「丹田である」「臍下丹田でなければならない」などと主張する一類の者があります。
しかし、まず経説にその根拠はありません。たとえば白隠の説などと混同してしまっているのでしょう。

南方の上座部の瞑想者にも、禅宗のように丹田などとは言いませんが、「呼吸時の腹部の膨らみ・絞みに意識を留めよ」という者たちがありますが、同様に根拠はありません。

ここでは、あくまで経説に基づいての説を紹介しています。

経説に基づく方法、ということに関して言えば、やはり腹部というのは根拠がありません。
そして腹部、特に臍周遍では、その対象が動いてしまうので、念を留める場所としては適切ではないでしょう。
故にこれについて一昔、スリランカならびにビルマでも論争が起こっています。
http://www.horakuji.com/dhyana/sikan/anapana_sati.htm

マハシ式も未だに上座仏教国では賛否両論。
ところでマハシ本ですが、理論編のところは別として、実践編のところは瞑想に関してはマインドフルネスというスマホアプリ(ios)を実践していれば、
マハシ流の瞑想のやり方はほぼマスターできるのではないかと思います。
iPhoneやiPadの人は是非お試しあれ。

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