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【テーラワーダ仏教】ブッダの教えと冥想の実践18

283 :神も仏も名無しさん:2020/03/04(水) 12:46:20 ID:fIBHtKtn.net
達磨と梁の武帝との問答

帝(武帝)問うて曰く「朕即位して已来、寺を造り、経を写し、僧(僧伽、教団)を度すこと、勝(あげ)て紀す可からず(数え切れないほどである)。何の功徳有りや」
師(達磨)曰く「並びに功徳無し」
帝曰く「何を以て功徳無しや」
師曰く「此れ但だ人天(人間界)の小果にして有漏の因なり(煩悩の因を作っているだけだ)。影の形に随うが如く有と雖(いえど)も実には非ず(実体の影のようなもので、実体などありません)」
帝曰く「如何が是れ真の功徳なるや」
答曰く「浄智は妙円にして、体自ずから空寂なり。是の如き功徳は世を以て求まらず」


武帝の行ったことは『徳行のひとつではあるが、結局は[迷いの生存の]下地をつくる、煩悩をともなった正しい見方』の方、
達磨が武帝に説いたことは『神聖で、煩悩を離れ、世俗を超越した、聖道に属する正しい見方』の方、
ということでしょうね。

但しブッダでしたら武帝にこんな突き放すような言い方ではなくもっと穏やかに、必要によっては世間と世間を超越した出世間の説明も交えて、丁寧に説いたとも思いますが。

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