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--佛教論議の伽藍スレ-- 第六巻
- 383 :神も仏も名無しさん:2020/03/30(月) 00:30:35 ID:mWwr0f9X.net
- >>374
>けれども龍樹さんだけど...
略
>その意味するところは実際、“すべてが無意味・無価値”ということになってしまうから。
そうならないように般若心経でも色即是空の後に空即是色を入れているのだと思いますが、
龍樹の場合はそのような見解に対しては
・中論24章 四つのすぐれた真理(四聖諦)の考察
で徹底的に反論しています。
【反対者(空=無とする者)の非難】
一 もしもこの一切が空であるならば、生も滅も存在しない。【生も滅もないから】聖なる四つの真理(四諦)の無いことが汝に付随して起こる。
(以下↓)
https://icabs.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=421&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1
(右上のページ数で93ページからが中論24章の現代語訳になります)
特に18偈に
「縁起、それをわれわれは空と呼ぶ。それは質量因等に依っての表示であり、それこそが中道である」
とある通り、龍樹の空とはブラフマンのような一元論の実体ではなく、実体ではない縁起(仮)のことを指します。
つまり龍樹はゼロ元論です。おそらくブッダもそうだったと思います。
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