米下院議長選、波乱の5日間　トランプ氏は「両刃の剣」、強硬派台頭 [蚤の市★]

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　米政界最高の要職の一つである下院議長が、7日、15回もの投票という混乱を経てようやく決まった。トランプ前大統領の強烈な個性に頼って前政権を担い、昨秋の中間選挙では辛勝のすえ下院の多数派を奪還した共和党。しかし、異例の議長選で浮かび上がったのは、深刻な党内の分裂だった。

　共和党の下院トップ、ケビン・マッカーシー氏の議長選出に公然と異を唱えた20人の議員は強硬な「保守派」とされ、多くがトランプ氏に近い。下院の共和党議員の1割にも満たない少数派の動きを、マッカーシー氏は掌握できず、最終的に議長に選ばれるまで5日間にわたって翻弄（ほんろう）された。

　マッカーシー氏らが率いる共和党は、バイデン政権の不人気にも乗じて、昨年11月の中間選挙で大勝を見込んでいた。この楽観的な見通しが実現しなかったことが、今回の混乱の背景にある。

　下院（定数435）で共和党が獲得できたのは222議席で、過半数（218議席）まで4議席の余裕しかない。党内から5人が造反するだけで、法案の採決もままならない状況だ。

　このため、指導部に刃向かう少数の強硬派が大きな影響力を及ぼす事態となり、今後もその状況は変わらない。マッカーシー氏は議長選で造反組の説得に向け、なりふり構わず譲歩を重ねた。議長解任の動議に必要な要件も、1人の議員が発議すればよい、という形に大幅に緩めたと報じられる。議長の職を得たとはいえ、政治基盤は脆弱（ぜいじゃく）だ。

頼った「両刃の剣」
　議長就任後、マッカーシー氏は「特にトランプ前大統領に感謝したい」とも語った。「彼の影響力を疑う人はいないと思う。彼は最初から私を支持してくれた」として、議長選の最後まで連絡を取り合い、造反組の説得に力を借りていたことを明らかにした。

　だが、トランプ氏に頼るのは…(以下有料版で，残り758文字)

朝日新聞　2023年1月7日 21時00分
https://www.asahi.com/articles/ASR176H7VR17UHBI00R.html?iref=comtop_7_04
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【米国】下院議長選、15回目で決着　共和党の造反組、説得に応じる [ぐれ★]
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