かつてリコールに揺れた街、鹿児島・阿久根市長選が告示　4氏立候補 [朝一から閉店までφ★]

朝一から閉店までφ ★

具志堅直、冨田悦央、野崎健太2022年12月11日 12時45分

　鹿児島県阿久根市長選が11日告示された。午前11時現在で、新顔で前市議の中面（なかつら）幸人氏（70）、元職で前市議の竹原信一氏（63）、新顔で前市議の白石純一氏（61）、4期目をめざす現職の西平良将氏（49）の4人がいずれも無所属で立候補を届け出た。

　阿久根市では2010年、当時市長だった竹原氏が解職請求（リコール）の住民投票で失職。翌年の出直し市長選以降、リコール運動を進めた市民団体の役員だった西平氏が3回連続で竹原氏との一騎打ちを制してきた。

　中面氏は市内の事務所前に集まった約70人の支持者に向け第一声。「（ごみ出し困難者のための）ごみの戸別収集などを提案しても市長は取り上げなかったため立候補した。生涯現役で安心して暮らせるよう街を活性化させていく」と訴えた。

　竹原氏は出陣式をせず、数人のスタッフが待つ市役所近くの漁港広場で報道陣の質問に応じた。手には政策を記載したスケッチブック。「給食費や保育費を無料にするなど子育てがしやすい、住みたくなる環境をつくって人口を増やしたい」と話した。

　白石氏は阿久根駅近くの事務所前で支援者を前に第一声。「3期12年の市政がこのまま続いていいのか。あるいは混乱がまた起きてもいいのか。新しい市政をつくろう」と訴え、サッカーのワールドカップにちなんでボールを蹴って気勢をあげた。

　西平氏は市内の事務所前で出陣式を開き、支持者たちを前に「市民の生活、安心、安全を支えてきた」と3期12年の実績を強調。新型コロナ禍の打撃を受けた地域経済の浮揚に向けて、「新しい生活様式のもと次に向かって踏みだす」と呼びかけた。

　投票は18日。10日現在の選挙人名簿登録者数は1万6491人。（具志堅直、冨田悦央、野崎健太）

https://www.asahi.com/articles/ASQDC436GQDCTLTB00F.html

かつてリコールに揺れた街、鹿児島・阿久根市長選が告示 4氏立候補 [朝一から閉店までφ★]

かつてリコールに揺れた街、鹿児島・阿久根市長選が告示　4氏立候補 [朝一から閉店までφ★]