【札幌】走行する「市電」の正面から進んでくる乗用車…"警笛"鳴らすもそのまま衝突 [七波羅探題★]

七波羅探題 ★

走行する「市電」の正面から進んでくる乗用車…"警笛"鳴らすもそのまま衝突約1500人に影響札幌市
北海道文化放送2022年2月17日17:00
https://www.uhb.jp/news/single.html?id=26540

　2月16日夜、北海道札幌市で路面電車と乗用車が正面衝突する事故があり、路面電車の利用する約1500人に影響が出ました。

　事故があったのは、札幌市中央区南15条西7丁目の「行啓通停留場」の南側約100メートルの市道です。

　16日午後7時10分ごろ「静修学園前」から「行啓通」停留場に向かって北方向に走行していた内回りの路面電車が、乗用車と正面衝突しました。

　路面電車の乗客と運転士計11人と、乗用車の31歳の男性にケガはありませんでした。

　札幌市交通事業振興公社や警察によりますと衝突前、運転士が路面電車が走行するレール部分「軌道敷」内に乗用車が進入し、少なくとも100ｍ以上離れた場所から迫ってきているのを確認。

　運転士が警笛を鳴らしたものの乗用車がそのまま近づいてきたため路面電車を停止させ、さらに警笛を繰り返し鳴らす中、乗用車が突っ込んできたということです。

　この事故の影響で、札幌市電は事故後約40分間全線で運転を見合わせ、その後は折り返し運行とし、通常ダイヤに復旧したのは、事故から約2時間15分後となりました。

　全線・部分計19便が運休し、約1500人に影響が出ました。

　運転士は内部での聞き取りなどに「警笛を鳴らしたりしても乗用車が止まらず近づいてきて接触した」などと話しています。

　警察は乗用車の運転手などから事情を聴き当時の状況を調べています。

衝突した乗用車（2022年2月16日）
https://www.uhb.jp/news/data/26540/c_image1.jpg