【山口】今年の干支は猫！？「忠猫伝説」の寺に置物７００体…キャンパスには「大学猫」(🐈) [少考さん★]

少考さん ★

※読売新聞

今年の干支は猫！？「忠猫伝説」の寺に置物７００体…キャンパスには「大学猫」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220101-OYT1T50086/

2022/01/02 00:26

今年の干支えとは寅とらではなく猫！？　ネコ科の虎に乗じて、今年を「猫年」として盛り上げていこうという機運が山口県内で見られる。江戸時代から伝わる忠猫伝説を活用して「猫寺」をアピールしている萩市の雲林寺もその一つ。２０２２にゃんにゃんにゃん年の語呂合わせを追い風に共生を図り、観光振興に力を入れたい考えだ。（相良悠奨）

忠義伝説の寺、招福づくし

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本堂前の屋根裏に飾られている猫絵馬

昨年１１月末、雲林寺境内。角田慈成すみだじせい住職（５１）らが見守る中、国内外で優秀な成績を収めているチェーンソーアート作家・林隆雄さん（４９）（山口市）が高さ約１・５メートルの丸太を彫って作品を仕上げる姿があった。

　縁起物の招き猫と寅年の虎を組み合わせたオリジナル作品「招き虎」。猫をテーマにした置物などが約７００体並び、「映える猫寺」として親しまれる寺に、猫年のスタートを祝う新たな１体が加わった。

　角田住職が猫寺づくりを始めたのは１５年ほど前に遡る。過疎化や少子高齢化で寺離れが進む中、寺が忠猫伝説とゆかりがあることに注目。寺を猫づくしにし、ＳＮＳなどによる発信を通じて再興を図った。

知り合いの漫画家に頼んで忠猫伝説を紹介する冊子を製作。置物やグッズを収集したり、寄贈してもらったりしたほか、猫絵馬や猫みくじを作った。飼い猫４匹も人気を集め、２０１９年は約２万人が訪れた。

寺は現在、新型コロナウイルスの影響で本堂内の拝観を休止している。感染が収束して再開した際には、猫年に合わせて林さんの作品展の開催や、新たな記念品の製作など様々な企画を検討している。

　林さんは「招き虎がコロナ禍のない日常を招いてくれたらうれしい」と笑顔を見せ、角田住職は「絶好の機会なので、県全体を元気づけられるような活動をしていきたい」と意気込みを語った。

◆忠猫伝説＝江戸時代初期、長州藩祖・毛利輝元の忠臣、長井元房が亡くなった主君の後を追って自刃した。雲林寺の本寺にあたる天寿院（廃寺）でみたまを弔ったが、長井に飼われていた猫は悲しんで墓前から離れず、四十九日の法要の日、舌をかんで死んだという。忠義を尽くした猫の逸話が萩市内で語り継がれており、長井の家があった萩博物館そばには「猫町」と呼ばれる通りがある。

(略)

「大学猫」学生サークルが見守る

山口大の学生たちが、山口市の吉田キャンパスで暮らす猫たちを「大学猫」として管理する活動に取り組んでいる。約４０人の学生サークルが個体数や生態の調査、避妊・去勢手術の資金集めなどを通じ、人と猫が共生できる環境づくりを目指している。

　「今日もみんな元気そうだね」。昨年１２月上旬、学生サークル「山大にゃんこ大作戦」のメンバーが構内を歩き回り、猫の名前や特徴、性格などを記録したスマートフォンの「猫台帳」と照会する姿があった。

　週３回実施している調査。猫台帳には約４０匹の情報が記されており、初確認の猫には名前をつけて台帳に加える。教育学部４年の長尾可菜子代表（２２）は「猫をきちんと管理するには、まだまだ道半ば」と話す

サークルは２０１８年５月に、共同獣医学部の学生が中心となって発足。構内で野良猫が繁殖し、近隣住民らから糞ふん害や騒音を巡って大学への苦情が増えたのをきっかけに、獣医師の卵たちが立ち上がった。

(略)

※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。