【コロナワクチン】３回目接種全員対象、２回接種完了から８カ月以降・・・厚労省分科会が了承 [影のたけし軍団★]

影のたけし軍団 ★

厚生労働省は２８日、新型コロナウイルスワクチンの３回目の追加接種について、２回接種を終えた全ての希望者を対象とする方針を決めた。
接種後、時間とともに全世代で感染予防効果が低下することが海外の研究で示されているのが理由。

時期は、２回目完了から８カ月以降が目安となる。一部の６５歳未満にも年明け以降、接種が始まる見通し。
同日開かれた厚労省のワクチン分科会で了承された。１１月に正式決定する。

使用するワクチンは、１、２回目と異なる製品を３回目に打つ「交差接種」を認めるかどうかも含めて、引き続き議論する。
副反応の発生頻度は同程度で、感染を防ぐ抗体の量は増えたとの研究もあり、認められる可能性が高い。未接種者が打てる機会は継続して提供する。

厚労省は分科会で、感染予防効果が２回目接種から１カ月以内と５カ月以降で、どう変化したかを調べた米国の研究を紹介。
１６歳～４４歳では８９％が３９％に、４５歳～６４歳では８７％が５０％に、６５歳以上では８０％が４３％にそれぞれ低下した。

重症化を防ぐ効果は６カ月程度維持されるものの、６０歳以上では時間がたつにつれて減少する可能性があるとした。

諸外国の対応状況も示した。イスラエルでは１２歳以上を対象としているものの、
欧米では高齢者や重症化リスクの高い人などに限定している国が多い。ただ対象者は継続して検討している国が多く、若者にも範囲が広がると予想されると説明した。

一方、委員からは「どういう人が３回目接種が強く推奨されるのかある程度示すべきだ」といった意見が相次いだ。
感染や重症化リスクの高い医療従事者や高齢者などには追加接種が望ましいといった意見もあり、分かりやすく情報提供をする方向で、分科会で詰める。

厚労省は９月、３回目の追加接種を実施する方針を決定しており、１２月にも医療従事者を対象に３回目接種が始まる予定。
高齢者や６５歳未満は年明け以降、順次開始する見込みで、自治体が対象者に接種券を発送する。

◆――　「全年代で効果低下」重視
【解説】新型コロナウイルスワクチンの３回目接種は２回目を終えた全ての人が対象となることになった。
海外では高齢者や医療従事者に限定している国もあるが、全ての年代で時間とともに感染予防効果が低下したとする米国の報告などを重視した。
接種券を配る自治体側の運用上の問題も背景にある。

厚生労働省は２８日のワクチン分科会で約３４０万人が対象となった米国の追跡調査を例示。
米ファイザー製の２回目接種後、全年齢層で１カ月以内には８８％だった感染予防効果が、
６カ月後までには４７％へ低下。世代間で、この傾向に目立った差はなかった。

こうした効果の低下を示唆する海外の研究や、対象者を絞っていた国でも段階的に拡大させていることを踏まえ、
国内では年齢や持病の有無などで区切らず一律接種が必要と判断した。

また分科会で自治体の担当者の一人が「一部の人だけを抽出して接種券を配るのは制度上難しい」と指摘。
全員に接種券を送った上で、高齢者や医療従事者などに対し、他の人よりも積極的な接種を促す方が現実的な手法だとの声が相次いだ。
https://www.muromin.jp/news.php?id=42701

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