【自意識】特殊詐欺「自分は大丈夫」　千葉県民の7割「リスク低い」… [BFU★]

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https://mainichi.jp/articles/20210617/k00/00m/040/011000c

淑徳大学コミュニティ政策学部（千葉市中央区）の学生が特殊詐欺に関する知識や行動などに関して、約1万1000人の県民を対象に調査し、分析結果を報告書にまとめた。約7割の人は、自身が同性の同年代に比べて特殊詐欺の被害に遭うリスクを低いと考えており「特殊詐欺に関して犯罪リスク認知を低く見積もる人が多い」と分析している。

報告書によると、特殊詐欺、盗難、殺人など犯罪被害に遭う可能性について「同性の同年代に比べどうか」と質問。「とても高い」から「とても低い」まで五つの中から回答を選ぶ形式で、空き巣や器物破損、盗難に関しては「とても低い」と「低い」の回答を合わせていずれも40％程度だった。

一方、特殊詐欺に含まれるオレオレ詐欺では「とても低い」と「低い」は合わせて71・5％、還付金等詐欺は70・9％、架空請求詐欺は66・2％となっていた。年代別では60代でその傾向が特に見られたという。

過去1カ月間に、特殊詐欺に関する会話の有無を聞いた設問では「同居家族と話した」が11・5％、「別居の家族・親戚」とは5％、「隣近所の知人」とは2％だった。また、65歳以上の同居家族がいる世帯の18・8％で特殊詐欺が話題に上っていたが、いない世帯では7・9％と低かった。

　固定電話の防犯機能の使用状況も尋ねた。着信拒否や自動録音の機能などの使用率は約3割にとどまった。また、新聞購読者と未購読者の特殊詐欺に関する知識の比較分析では、購読している人の方が手口や被害防止のための知識があるとの結果が出た。

　授業の担当教員の山本功教授（犯罪社会学）は「実際に特殊詐欺の電話などを受けると人はパニックに陥ってしまうので、常日ごろから被害に遭うリスク意識を持ってもらいたい」と話した。

報告書はホームページで公開されている。（https://www.shukutoku.ac.jp/academics/seisaku/file/r02socialresearch9.pdf）

【自意識】特殊詐欺「自分は大丈夫」 千葉県民の7割「リスク低い」… [BFU★]

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