【独自】コロナ患者ら搬送の救急隊員、２回接種完了わずか１５％…低いのは、川崎市や東京都 [孤高の旅人★]

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【独自】コロナ患者ら搬送の救急隊員、２回接種完了わずか１５％…都と２０政令市
2021/05/26 05:00
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210526-OYT1T50028/

　新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、感染者や発熱患者を搬送する救急隊員らで２回の接種を完了した人は、東京都と２０政令市の消防機関で１５％にとどまることが、読売新聞の調べでわかった。１回目の接種を終えた人は対象者の半数で、救急隊員らへの接種が遅れている現状が浮かび上がった。

　救急隊員をはじめとするコロナ患者の搬送に携わる消防職員は、医師と同じ「医療従事者等」に分類され、今年３月上旬から本格的に始まった優先接種の対象となっている。政府は医療従事者向けのワクチン配分を今月１０日の週までに完了。読売新聞は今月中旬以降、東京消防庁と２０政令市の消防局に対し、接種状況を取材した。

東京消防庁
　これらの消防機関の接種対象者数は３万８３３９人。１回目の接種を終えたのは、「未集計」と答えた広島と北九州を除く１万９９２５人（５１％）だった。２回目まで終えたのは、未集計の北九州を除く５９４３人（１５％）。

　札幌と新潟、静岡、神戸では対象者全員が１回目の接種を終え、神戸で９９％、静岡でも９０％に達している。一方、１回目の接種率が最も低い川崎は２４％で、東京も３０％台にとどまった。

　２回の接種が完了する時期は、半数超が「６月中」と答えた。横浜は東京五輪に派遣予定の一部の職員にコロナ以外のワクチンを先に打つ必要があるとして、「８月中」とした。

　総務省消防庁によると、優先接種の対象となる救急隊員らは全国で約１５万３０００人に上る。接種の進捗しんちょく状況については「把握していない」としている。