【労働】死んでまでやらねばならぬ仕事はない！WHOが長時間労働と早死にの関連性レポート公開 [ごまカンパチ★]

ごまカンパチ ★

https://news.yahoo.co.jp/articles/7358475c5854a035da907a61d6b9802c28643fb9
めちゃくちゃ知ってた。

日本語には「過労死」という言葉があるくらいですから、長時間労働、働き過ぎは死亡リスクを高めるのは誰でも思い当たること。
世界保健機関（WHO）が、働きすぎと死亡リスクに関する新たな調査研究を発表しました。

長時間労働と不健康の関連はすでに周知の通りで、特に心血管疾患において強い関係があるとされています。
長時間労働は、長期的ストレスとなり、ストレスは体に影響（特に心臓や心血管系）をきたし、不眠や運動不足を引き起こし、
結果さまざまな病気の一因となっていきます。

■労働者にとって最大の死亡原因は長時間労働
WHOと国連の国際労働機関（ILO）の共同調査論文は、Environment Internationalに掲載されています。
WHOが手がけるものでは、長時間労働と死亡・疾患の世界的負担を推測した初の調査。
世界196カ国で行われた様々な調査や研究データに基づいて算出されています。

まず、今回の調査の長時間労働とは週55時間以上を意味しています。
この定義でいくと、2016年は、世界の約9％の労働者＝4億8800万人が長時間労働を行なったことに。
そして、74万5000人が、長時間労働の結果心疾患・卒中で死亡。
障害調整生命年（亡くなった人たちが生きるはずだった時間）は2330万年…。
グローバルな調査なこともありますが、とんでもない数字です。

また、死亡した多くの人は60代から70代で、長年長時間を行なってきた人々だということ。
調査論文のまとめはシンプル、労働者にとって最大の死亡原因は長時間労働である。

WHOのマリア・ネイラ公衆衛生・環境局長はプレスリリースにてこうコメント。
「週55時間以上の労働は深刻な健康被害」「政府、雇用者、被雇用者、我々みんなが一丸となって、長時間労働は早死につながるという事実に向き合う時です」

本調査論文では、2000年から2016年の間で、長時間労働に関係した心疾患による死亡が42％、卒中は19％アップしているという概算数値が出ており、
仕事と健康リスクの問題が年々深刻になっているようです。男性の方が影響を多く受けていることもわかりました。
また、昨今のギグエコノミーが悪化状況に拍車をかけているという指摘も。

WHOのテドロス・アダノム事務局長は、プレスリリースにて、昨今のパンデミックによるテレワークの影響も指摘。
いわく「多くの業種でテレワーク化が進みましたが、これによって家と仕事の境目が揺らいできています」
「多くのビジネスがコスト問題によって規模縮小や閉鎖という選択を強いられるなか、雇用を維持している人々の労働時間は長時間化しています。
心疾患や卒中をおこしてまでやらねばならない仕事などありません。政府、雇用主、非雇用主は協力しあって、働く人々の健康を守るためリミットを設ける必要があります」

死んでまでやるべき仕事はない。わかってるけど、改めて言われると心に刺さりますね。…よし、まず寝よう。

【労働】死んでまで やらねばならぬ 仕事はない！WHOが長時間労働と早死にの関連性レポート公開 [ごまカンパチ★]

【労働】死んでまでやらねばならぬ仕事はない！WHOが長時間労働と早死にの関連性レポート公開 [ごまカンパチ★]