【愛媛】枠幅約1.5m、狭すぎるパーキングメーター駐車枠　警察「白枠に見えるが歩道側の白線は外側線、はみ出て良い」利用者「わなみたい [上級国民★]

上級国民 ★

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二番町通りに設置されている看板。駐車枠はコの字形ではなく、長方形で描かれている＝１月１２日、松山市二番町４丁目

狭すぎる？パーキングチケット駐車枠　はみ出せば「違法」　松山
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　「違反は違反。もちろん反則金は納付したけれど…」。愛媛新聞「真相追求　みんなの特報班」（通称・みん特）に７０代の自営業の男性＝松山市＝から釈然としないという訴えが届いた。聞けば市中心部でパーキング・チケットを発券して乗用車を駐車した際、駐車枠から車体がはみ出し、取り締まりを受けたとのこと。だが「そもそも枠が狭すぎる。一般的な普通車でもはみ出す大きさだ」と言う。現場の調査や県警への取材を進めると、そこには一般にはかなり分かりにくい仕組みがあった。

　現場は同市二番町４丁目の二番町通り。県庁、松山市役所などの官公庁や、オフィス街、繁華街にも近く通行量も多い。一方通行の車道右側の路面には白い枠が並ぶ。歩道に設置されている黄緑色の発券機に２００円を入れると出てくるパーキング・チケットを車内の見えやすい位置に貼れば、最大６０分間、白枠で囲まれた時間制限駐車区間に駐車できる。

　メジャーを当てて測ってみると、１５センチの白線の太さも含めて長方形の白枠の幅は約１・５メートル。平均的な普通車（小型）の幅が１・６８メートル程度、軽自動車でも１・４８メートル程度で確かに狭い。軽自動車でもぎりぎり。普通車を枠内に止めるのは物理的に不可能だ。しかし、日常的に普通車が止まっていて、枠からはみ出した違法駐車状態の車両が散見される。

　男性は「普段から軽だけでなく普通車も止まっており、特別な大型車ならともかく、普通車を止めたらいかんとは思わんやろ」と語る。現場には「枠内駐車に限る」との標識や「駐車枠内（白色ライン内）に駐車してください」と書かれた看板はある。ただ「軽自動車のみ」「○センチまで」などと駐車可能な車の大きさを、車種や数値などで具体的に明示するものは見当たらない。男性は、自身の駐車方法に問題があったと認めつつも「わなみたいなもんじゃないか」と構造的な問題の存在を主張する。

　駐車違反の取り締まりに当たる県警交通部に適切な利用方法を尋ねた。「『枠内駐車に限る』との標識があり、運転免許を持っている人であれば、車種は問わず、枠内に収まらない車は止められないと理解できると思っている」と担当者。「枠内に入りそうにない車は周辺の民間のコインパーキングなどを利用するべきだ」と続けた。

　しかし、約１・５メートルの枠幅を考えれば、駐車できるのは軽自動車などかなり小型の車に限られる。その旨を明確に表示しなければ、問題は起き続けるのではないかと食い下がってみた。

　すると、担当者は、駐車枠はあくまでも「コ」の字形だと説明。歩道側の白線は、駐車枠の一部ではなく「車道外側線」で、歩道に乗り上げない限り、外側線より右（歩道側）に車がはみ出るのはかまわないのだという。外側線を越えて歩道際まで寄せれば、幅は最大約１・９メートル確保でき、一般的な普通車は枠内に収まる。

2に続く

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