【リコール署名偽造事件】愛知県警が強制捜査、署名簿を押収…河村市長「全部見て。関与は本当にありません」 [ばーど★]

ばーど ★

※東海テレビ

　愛知県の大村知事に対するリコール運動を巡り、アルバイトが署名を偽造した事件はついに強制捜査に発展しました。

　愛知県警は24日から、県内の各自治体の選挙管理委員会への捜索を始め、偽造されたとみられる署名簿を押収しています。

　提出された署名のうち8割以上に不正が疑われていて、愛知県警は押収した署名簿を分析するなどして全容解明を進める方針です。

　24日朝、名古屋市の中川区選挙管理委員会に捜索に入った愛知県警の捜査員。リコール団体から提出されていた署名簿を押収しました。

　大村知事に対するリコール運動を巡る不正署名は、事件へと発展しました。

河村名古屋市長（署名集め時）:
「大村知事リコール署名、ちゃんとやってちょーよ」

　高須クリニックの高須克弥院長が主導し、河村市長も支援した大村知事に対するリコール運動。県の選管の調査で提出されたおよそ43万5000人分の署名のうち、8割以上が無効の疑いがあるとされ、アルバイトが署名を大量に偽造した不正の疑いが浮上しています。

署名簿書き写しのアルバイトをした男性:
「デカい大ホールみたいなのがあって、折り畳みの式の机みたいなのがダーッと並んでいて。名簿の束がドサドサッと置いてあって、転記する用の名簿があって。そこに『名簿を見ながら書き写すように』とそういう指示がありました」

　アルバイトとして署名の書き写しをしたと証言する、福岡県久留米市に住む男性。佐賀県でアルバイトが集められ、愛知県民の名前などを書き写す作業が大規模に行われたといいます。

アルバイトの男性:
「若い方も男性も女性もいましたし、女子大生くらいの方も。上は50～60代のおじいちゃん、おばあちゃんもいました。ぎゅうぎゅう詰めで100人近く。人材派遣会社から募集がきて、それに応募するような形で参加しました」

　関係者によりますと去年10月中旬、リコール団体の関係者から名古屋の広告関連会社に「名簿の代筆で人を集めてほしい」と依頼があったといいます。

　現金数百万円が支払われ、発注書には団体の幹部のものとみられる署名と捺印も…。その後、広告関連会社の下請け会社から人材紹介会社を通じて「署名偽造」のアルバイトが募集されたとみられています。

　22日に会見を開いたリコール団体のトップ、高須院長は…。

高須クリニックの高須院長:
「明確に何の関係もありません。絶対にこんなケチくさいことを僕がやるわけがないです。本当に貧乏くさい」

　不正への関与を明確に否定。リコール団体の幹部も…。

田中事務局長:
「（佐賀に）行っていません。具体的に指示をしたのか、知りません。佐賀の業者はどこか、知りません。発注書を出しているか出していないか、出していません。契約もしていません」

　さらに会見で驚きの行動に出た高須院長…。

高須院長:
「今電話かければすぐ分かることですから、すぐ聞きます。聞いててください。今かけちゃうのが一番簡単なんだから。もしもし、高須克弥です、高須クリニックの。『今回は逃げ回ってるわけではない』『堂々といつでもみんなに会えます』とおっしゃいましたので、それの確認で今電話をかけているんです」

　リコール団体側からアルバイトの発注を受けたとされる広告関連会社の社長に、会見場で直接電話。しかし…。

高須院長:
「今捜査中だから話せないんだって」

　愛知県警が強制捜査に乗り出したことを受け、取材に応じた河村市長は…。

河村名古屋市長:
「当然というか、もうしっかり全部見ていただきたい。（Q.ご自身や事務所の関与はない?）なんべんも言っとりますけど、本当にありません」

　民主主義の根幹を揺るがしかねない、リコール署名の偽造事件。

　愛知県警は24日から3日間、県内の64の市区町村の選挙管理委員会に順次捜索に入る予定で、リコール団体から提出された署名簿を押収・分析するなどして、署名偽造事件の全容解明を進める方針です。

2/24(水) 17:24配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5bc33ebc12c951bea7bb748fa004e8008dae49b4

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