【大宮・川口・越谷】埼玉県が時短要請　１７日まで、地域限定　事業者からは疑問の声も… [BFU★]

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埼玉県は４日、新型コロナウイルスの感染状況悪化を受け、大規模な繁華街のあるさいたま市大宮区、川口市、越谷市に限定し、「酒類を提供する飲食店」「カラオケ店」に対し営業時間を午後１０時までに短縮するよう要請を行った。期間は１７日まで。
　要請を受け入れた店舗を運営する事業者（大企業を除く）には、１店舗につき２８万円の協力金を支給する。県民に対しても、対象店舗の午後１０時以降の利用を避けるよう求める。
　埼玉県内では１１月中旬から、１日当たりの感染者発表数が１００人を超える日が目立ち始めた。飲食店などでのクラスター（感染者集団）発生も相次いだことから、県は、医療体制が手薄になる年末年始の前に感染拡大に歯止めをかけようと要請に踏み切った。
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　「来年までもたない」…事業者は悲鳴
　新型コロナウイルス感染拡大に伴う営業時間短縮の要請を、事業者側はどう受け止めているのか。さいたま市大宮区の繁華街「大宮南銀座」の飲食店などが加盟する大宮南銀座商店会の小島敏也会長（５５）に聞いた。
　－－営業時間短縮の要請が始まった
　「『第３波』なので仕方ない部分はあるが、商店会としては正直厳しい。緊急事態宣言が発令されていた４、５月に戻ってしまったような感覚だ」
　－－事業者の反応は
　「業種によって温度差がある。居酒屋やバーといった午後１０時以降も売り上げが伸びる業種からは『来年までもたない』という悲鳴が上がっている」
　－－さいたま市大宮区、川口市、越谷市に限定しての要請となった
　「３地域丸ごとの指定はどうも…。現場では資金の少ない個人店が『お客さんのために』とマスクや消毒液の用意、店の改造に自前で取り組んでいる。こうした個々の努力をくみ取ってくれたのか疑問だ」
　－－商店会は７月から「入店時に検温を行っているか」などの１２項目のチェックリストに基づき、加盟店に対策徹底を促す独自の取り組みを行ってきた
　「顔なじみの商店会メンバーが呼びかけたことで、感染者発生抑制に一定の効果が出たと思っている。ただ、コロナは未解明の部分も多い病気だ。どうしてもすり抜ける感染例がある」
　－－取り組みを始めてから半年近くになる
　「事業者は疲弊している。あすの生活がどうなるのか分からない中、感染リスクを覚悟しながら働いてきた。『もう（感染対策は）いいんじゃないか』という愚痴めいた声が上がることもある。それでも手を緩めるわけにはいかない。長くつらい戦いだ」
　－－県や市には何を求めるか
　「とにかく情報の共有をお願いしたい。今回の要請も報道を見て初めて知った。発表から実施までの期間が急で、個人店はとても準備できない。せめて地元にはあらかじめ話を通すのが筋ではないか」
　－－これから年末年始を迎える
　「毎年なじみの店で忘年会や新年会をやってくれていた得意先が、今年は見送るケースが相次いでいる。コロナは残酷だ。体力のない事業者から潰れていく。それでも、かつてのような商店会の姿を保つためにあらゆる手を尽くしたい」

https://article.auone.jp/detail/1/2/3/10_3_r_20201204_1607074812650240

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