【大分・姫島村長選】藤本昭夫氏が九州最多10選 [蚤の市★]

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　大分県姫島村長選は1日投開票され、無所属現職の藤本昭夫氏（77）が、元村教育委員で無所属新人の藤本敏和氏（71）を破り、10選を果たした。全国市長会や全国町村会によると、九州の現役首長では最多当選となる。

　投票率は86・21％。当日有権者数は1770人（村選管調べ）。

「人口減対策取り組む」 10選藤本昭夫氏が抱負姫島村長選
　姫島村長選で10選を果たした藤本昭夫氏（77）は1日夜、事務所で支持者らと喜び合った。当選の理由を「上下水道整備など、これまでの施策が評価された」と分析。「今後も人口減対策などにしっかり取り組みたい」と抱負を語った。

　選挙戦では、元村教育委員の新人、藤本敏和氏（71）と舌戦を繰り広げた。

　昭夫氏は「継続は力なり」と、9期36年で取り組んだ実績を強調。「培った人脈と経験を生かしながら、漁業、観光、ITを3本柱に産業振興を図り、若者の雇用を確保したい」などと訴え、浸透を図った。

　多選批判については「前例踏襲ではなく、常に検討を続ける姿勢があれば多選でもマンネリにはならない」と反論。一方で「私が未来永劫、村長をできるわけではない。今期中に周囲の人たちと相談しながら、村民が納得できる後継者を探したい」とも述べた。　（後藤潔貴）

西日本新聞　2020/11/2 6:00
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/660277/