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【歴史】「壬申の乱」の際、大海人皇子も来た? 古代の行政施設再現 三重・四日市 [蚤の市★]

1 :蚤の市 ★:2020/08/21(金) 08:55:21.10 ID:Tn/orukT9.net
 国史跡に指定されている古代の役所跡「久留倍官衙(くるべかんが)遺跡」(三重県四日市市大矢知町)を紹介する「くるべ古代歴史公園」の整備がほぼ終了し、11月のオープンを予定している。当時の主要な建物を復元したり、建物の柱を立てたりして古代の行政施設を再現する。遺跡の調査を始めてから約20年。「壬申(じんしん)の乱」などの史実に結びつく可能性もあるロマンあふれる遺構がようやく一般公開され、歴史ファンらの注目を集めそうだ。【松本宣良】

 久留倍遺跡は、国道1号北勢バイパス建設工事に伴う発掘調査で見つかった。飛鳥〜平安時代にかけて当時の朝明郡の役所「郡衙(ぐんが)」があった場所とみられ、中心施設の「政庁」跡から正殿と2棟の脇殿、正門に当たる「八脚門」の遺構が発見された。南北を軸とする通常の役所跡と異なり、東を向いている点でも注目された。他に租税の稲を収納した高床の倉庫群「正倉院」の遺構も確認された。

 また、日本書紀では皇位継承権を巡る壬申の乱(672年)で大海人皇子(後の天武天皇)が朝明郡で戦勝祈願した後、郡衙に入ったと記され、続日本紀には聖武天皇が東国行幸(740年)で朝明郡に滞在したことが記されている。

 遺構や文献から、同遺跡が古代の地方組織の一端を知るために貴重で、古代史を解明する上でも重要として2006年に国史跡に指定され、市教委が11年度から遺跡の保存整備事業に着手。これまで古代歴史公園(約2万1500平方メートル)内に八脚門を復元したほか、正殿をモデルにした休憩所、建物の位置を表示する柱などを整備してきた。遺跡のガイド施設「古代歴史館」は2年前、隣接地に開館している。

 市教委社会教育・文化財課の葛山拓也学芸員は「地元住民や関係者らの協力でようやく公開の時期を迎えられる。歴史に興味のある人だけでなく、市内外の多くの人に古代の行政の姿を体感しながら、公園に親しんでもらえれば」と話している。

毎日新聞2020年8月21日 08時15分(最終更新 8月21日 08時15分)
https://mainichi.jp/articles/20200821/k00/00m/040/010000c

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