【🍵】新茶の季節、巣ごもり疲れ　新茶でホッと [ガーディス★]

ガーディス ★

　新茶の季節。新型コロナウイルスの感染拡大で、ＧＷ（ゴールデンウイーク）期間中も自宅で過ごし、ストレスを抱える人は多いはず。そんな時、おいしいお茶でホッと一息つくのはどうだろう。北限の茶どころとして知られる新潟県村上市でお茶を栽培、販売する「冨士美園」の飯島剛志さん（４４）に、おいしく飲むコツを聞いた。

　風味を左右するのはお湯の温度。日本茶インストラクターでもある飯島さんは「新茶のフレッシュな香りを味わうには、いつもより少し高めの温度で入れるといい」と勧める。

　高温のお湯だと渋味が強く出て、低めだとまろやかで甘みを感じる。飯島さんは「自分の好みで調節してほしい」と説明する。

　基本的な茶葉の量は、１人分３グラム（ティースプーン山盛り１杯）。温度は７０～８０度にすると、うまみと渋味のバランスがいいという。抽出時間は２０～３０秒ほどだ。玉露などの高級品は、４０～５０度の低めでうまみや香りが楽しめる。

　湯温の調節は、茶わんやマグカップでできる。ポットのお湯は約９０度。器から器に移す度に約１０度低下するので目安にするといい。

　注ぐ際は、３～５回に分けて入れるのがポイントだ。急須を傾ける度に、茶葉が回り、コクが出てくる。同じ茶葉で３回までおいしく飲めるが、２回目は抽出時間は１０秒ほどにし、３回目はポットから直接お湯を注ぐ。

　冷たいお茶を楽しみたい場合は、茶葉１０～２０グラムに水１リットル。渋味、苦みのもとであるタンニンやカフェインは高温で抽出されるため、水出しの場合は抑えられ、子どもでも飲みやすくなる。

　コロナウイルスの終息はまだ見えない。「お茶に含まれるカテキンは免疫力を高めるとも言われている。日常的に取り入れてみてはいかが」と飯島さん。

　新茶は出回り始めているが、村上の新茶は５月中旬から店頭に並ぶという。

　◎緑茶、紅茶、ウーロン茶…　茶葉は同じ　違いは加工　

　一口にお茶と言っても、緑茶以外にも紅茶、ウーロン茶などさまざま。冨士美園の飯島剛志さんにその違いや特徴などを聞いた。

　お茶は、ツバキ科の常緑樹の茶葉から作られる。同じ茶葉から、発酵などの加工方法の違いで緑茶、紅茶、ウーロン茶などになる。収穫は年２～４回。冨士美園では紅茶も製造していて、その年の最初に生育した新芽を摘み取った１番茶（新茶）を緑茶に、２番茶以降は紅茶にするという。

　不発酵茶である緑茶の中で代表的なのは煎茶だ。露地栽培された新芽を蒸し、もみながら乾燥させる。覆いで日光を遮って育てる玉露は、うまみ成分が多い高級茶だ。煎茶と同じ栽培方法で堅めの葉で作る番茶、番茶や煎茶を強火で煎（い）ったほうじ茶は手頃な値段で楽しめる。

　摘み取る時期によって値段は変わる。柔らかい芽から作る新茶はうまみ、甘み成分が多いため、値段は上がる。お店で主力となるのは１００グラム千円ぐらいの煎茶だという。

　飯島さんは「自分好みのお茶を見つけて、おいしいお茶でストレスを解消してほしい」と話している。
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20200505541673.html
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【🍵】新茶の季節、巣ごもり疲れ 新茶でホッと [ガーディス★]

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