【J( 'ｰ`)し‥たかし、家で演奏するの？】吹奏楽部の挑戦　テレワーク合奏 [水星虫★]

水星虫 ★

吹奏楽部の挑戦　テレワーク合奏

＊ソース元にニュース画像あり＊

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20200509/5050010134.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

【休校中も合奏を吹奏楽部の挑戦】
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国高校総体をはじめ、各地でスポーツの大会の中止が相次ぐなど、
部活動の練習に励む子どもたちに大きな影響が出ています。
文化系の部活動でも密集や密接を避けるため、活動中止を余儀なくされているところがある中、
鹿児島市の高校の吹奏楽部は自宅にいながら活動を続けられるある取り組みを始めました。
（鹿児島放送局記者　堀川雄太郎）

【部活動が休止…「知人の動画」から着想】
４月３０日、鹿児島市の鹿児島情報高校の吹奏楽部が、１本の動画をインターネットで公開しました。
星野源さんの楽曲、「うちで踊ろう」を１年生から３年生６８人がそれぞれの担当楽器を使って
自宅で演奏し、スマートフォンで撮影したものです。
動画の作成を企画したのは、顧問の原田幸典さん。
「３年生がすごくやる気に満ちていたが、新型コロナウイルスの影響で休校になって
生徒のモチベーションをあげないといけないと考えた」。
休校に伴う部活動の休止がきっかけだったと語りました。

鹿児島情報高校は、吹奏楽コンクールの全国大会への出場経験もあります。
ことしは１年生が３０人入部し、新たな体制で夏のコンクールに向けて練習を始めようと意気込んでいました。
ところがそのやさき、学校は４月２０日から休校に。予定していた演奏会も相次いで中止となったのです。

学校に集まれない中で、生徒たちが音楽に触れるにはどうすればよいのか。
悩んでいた原田さんは、インターネットに投稿された知人の動画を目にします。
内容は、別々の場所での演奏を１つにした「テレワーク合奏」でした。

【“テレワーク”で合奏！？】
原田さんはさっそく、生徒たちに提案します。
コントラバスを担当するキャプテンの毛井姫華さんは、休校が続き不安を抱える中、部として何かできないかと感じていたと振り返ります。
毛井さんは、「吹奏楽はみんなの心をそろえることが大切なので何もコミュニケーションをとらないで気持ちが離れたり、
久々に会ったときにかみ合わないとことがあったりしたら困ります。今回、演奏の機会ができてとてもうれしかったです」と話していました。

毛井さんたちは、パートごとに毎朝連絡を取り合って楽器を練習しました。
自宅で楽器を吹けない部員は、メッセージを掲げて医療従事者などにエールを送る形で参加しました。
原田さんも、一人ひとりの演奏をこまめに確認しながら、音や映像を編集し、本来の部の演奏に近づけようと、繰り返し音量などを調整しました。

【テレワーク合奏で“音を楽しむ”生徒たち】
呼びかけからおよそ１週間。
初めての動画が完成し、インターネットで公開しました。
すると、看護師として働く卒業生の保護者から、さっそく連絡が。
メッセージには「本来の音楽の楽しさを伝えてくれて感動しました。私も頑張れそうです」などと書かれていました。

初めて挑んだ「テレワーク合奏」でしたが、毛井さんたちは、自分たちの演奏を届けることができたと手応えを感じています。
毛井さんは「人の心を動かせるような音楽をしたいというのが一番の目的なので、
みなさんを元気づけられるように頑張っていきたいと思います」と話していました。

そして、顧問の原田さんは、「部活動の中で音楽をやる意義について、コンクールがすべてではないという話をずっとしていました。
お客様が１人でもいれば立派な演奏会だし、聞いてもらうため、人を元気にするために音楽をやっていると伝えていました。
このことを生徒たちも今感じて取り組んでいるのだと思います」と話していました。

こうした「テレワーク合奏」は今、全国の学校や団体が取り組んでいて、
鹿児島情報高校では今後もさまざまな曲を練習して動画を公開することにしています。
演奏会の中止などが相次ぐなかで生徒たちにとってはしばらくの間、不安な状況が続きそうです。

ですが、こうした取り組みを通してこれまでと違う新たな音楽の魅力に触れて、活動を続けるモチベーションに少しでもつながってほしいと思います。

05/09 01:24

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