【採用活動一変】採用活動、緊急宣言で一変　スケジュール、大幅遅れ懸念―ウェブ面談で継続の企業も [蚤の市★]

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　来春卒業予定の学生を対象とした企業の採用活動が、政府の緊急事態宣言の発令で変更を迫られている。就職情報大手の調査では、４月１日までの内定率は、人手不足を背景に過去最高を記録した。しかし、発令後は採用活動を中断する企業が相次ぎ、採用スケジュールの大幅な遅れが懸念される。

　リクルートキャリアによると、２０２１年春に卒業する大学生の就職内定率は４月１日時点で３１．３％で、この時期としては過去最高となった。新型コロナウイルスの影響で合同企業説明会が中止される中、人手不足感が強い情報通信業などでは人数を絞って個別の面談・面接を行い、早期の内定を出したもようだ。
　だが、４月７日、東京都などを対象に緊急事態宣言が発令されると状況は一変した。担当者が外出できなくなったことで採用活動を中断する企業が続出。先行きも「５月再開を見込むが、どうなるか分からない」（ヤマトホールディングス）、「状況次第では活動再開は６月１日以降となる恐れがある」（大和ハウス工業）と不透明感が強まっている。
　大手電機や金融などデジタル化で先行する業界は、多くがウェブ方式による説明会や面談・面接に切り替え、「現時点で採用スケジュールに変更はない」（日立製作所、野村ホールディングス）。社員も出勤抑制するため、法令順守の指導をした上で、自宅から面接を実施する予定の企業もあり、「面接官には、生活音などが遮断できる個室空間を確保してもらう」（富士通）と対応を急ぐ。
　ウェブ方式に関しては、「遠方の学生との距離の制約が解消された」（ＪＸＴＧエネルギー）などと評価する声があり、最終面接への導入を検討する企業も出てきた。
　それでも、就職情報大手では「昨年は６月１日時点で約７割の学生が内定を得たが、現在それを上回る材料は把握していない」（リクルートキャリア・就職みらい研究所の増本全所長）と、日程の遅れは不可避とみている。

時事通信2020年04月29日07時38分
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【採用活動一変】採用活動、緊急宣言で一変 スケジュール、大幅遅れ懸念―ウェブ面談で継続の企業も [蚤の市★]

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