三田の警察官、女子大生（18）に善意のマスク　ほっこりエピソード😊

ふつつか者 ★

新型コロナウイルスの感染が広がる中、兵庫県三田市内で単身生活を始めた女子大学生（18）がこのほど、
東北地方の実家に一時帰省することを決めた。国の緊急事態宣言で学校が閉じてアルバイトも見つからない。しかし、飛行機に乗るにも、
マスクは品切れ。どうしようかと悩みながら出発した時、
一人の警察官が自身の1枚を差し出してくれた－。そんな少しほっこりする話が、三田市内であった。（門田晋一）

　女性は福島県の会津地方出身。関西学院大学総合政策学部に進学して3月下旬、初めての1人暮らしを市内でスタートさせた。

　しかし、新型コロナの影響で入学式が中止になり、休講が決まった。アルバイトを探しても、
どこも休業中。まだ友人もおらず、親戚もいなくて頼る人もいない。「移動はだめだけれど、心細くて福島に帰省することにしたんです」

　地元に帰るには神戸空港から飛行機に乗る予定で、機内は密室・密接・密集の「3密」になる危険性がある。
怖くてマスクを求め、近所の店を渡り歩いたが、商品棚はどこも空っぽ。探すのを諦めてしまった。

　3月29日午前8時20分。スーツケースを引きずって神戸電鉄フラワータウン駅で降りた。
空港行きのバス停が近くにあるはずなのに、知らない街で分からない。見回すと駅前に交番があった。
「バス停はどこですか？」。交番前で立ち番をしていた山崎恒平巡査長（50）に声を掛けた。

　山崎巡査長には22歳の娘がいる。「長女ぐらいの年齢かな。大きな荷物でどこに行くんだろう」。
バス停を案内しながら尋ねると、約500キロも離れた地名が返ってきたことに驚いた。

　20分後、女性がバスに乗り込む姿を交番から見ながら、ふとマスクを着けていないことに気付いた。
「長旅は感染の危険があるな」。自分で買っていた新品のマスクを手にして走った。

　「待ってください」。運転手に声を掛けて車内に入り、座席の女性にマスクを差し出す。
一瞬、驚かれて「いいんですか！！　ありがとうございます」と笑顔で受け取ってくれた。

　女性は空港への車中、会員制交流サイト（SNS）につづっていた。

　警察官の方に道を尋ねて少しお話したら、最後にマスクをくださいました。
フラワータウン駅前の警察官の方です。ありがとうございました。やっぱり関西いいところですね。

　後日、投稿を見た同僚から知らされた山崎巡査長は「娘と重なり心配になった。少し迷惑になるかな、
と思ったが今後の励みになる。マスクは配れないけど、地域の安全を守りたい」。女性は「こんなお巡りさんがいると知って心強くなった。
とっても良い街に来たなと実感し、大学生活が楽しみです」と声を弾ませた。

https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0417/kob_200417_7515758608.html
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三田の警察官、女子大生（18）に善意のマスク ほっこりエピソード😊

三田の警察官、女子大生（18）に善意のマスク　ほっこりエピソード😊