ヤマト公式LINE、「にゃん」て癒やし　“ネコ口調”で問いかけると…

首都圏の虎 ★

物流大手・ヤマト運輸の無料通信アプリ「LINE（ライン）」の粋な「裏技」がツイッターで話題になっている。利用者が配達状況などについて「にゃ」「にゃん」などという「ネコ口調」で問い合わせると、「にゃ」などがついたメッセージが返ってくるという粋なサービス。同社のネコのキャラクターにちなんだもので、新型コロナウイルスによる「コロナ疲れ」が広がるなか、利用者の間で「癒やされる」と好評だ。【松本晃/統合デジタルセンター】

　同社のラインの公式アカウントは、利用者からの配送日時の指定や、荷物の配送状況の問い合わせに活用されている。「裏技」は、利用者が問い合わせの文末をネコの口調にして送信すると、自動で語尾に「にゃ」がついた返信が来るというもの。たとえば「配達確認にゃ」と入力すると、「配達状況の確認ですにゃ。お荷物の送り状番号を入力してくださいにゃ」といった具合だ。また、語尾を「にゃん」「にゃー」などと変えても同様の反応になる。さらに、ネコの足跡の絵文字も添えられているというおまけつきだ。

　ツイッターでは「可愛いすぎて瀕死状態なう」「これは癒やされますねぇ」「やるなぁ～ヤマト運輸さん」などと絶賛する書き込みが相次いでいる。

　同社広報戦略部によると、2016年1月にラインの公式アカウントを開設。このときからラインの機能に加え、「会話AI（人工知能）」と呼ばれるシステムを活用し「にゃ」の反応が可能になった。だが利用者への「お楽しみ」として、あえて積極的には広報しなかったという。

　このラインアカウントの登録数は、約3600万件に上っている。最近はツイッターで裏技への反響が増えているといい、同部の担当者は「最近になって反響が大きくなった直接の理由は分かりませんが、新型コロナウイルスで皆疲れており、癒やしを求める人が多くなっているのかもしれません」と分析。また、「AIが対応しているため、私たちがすべての反応を把握しているわけではありません。時折、イヌ口調で答える場合があるようです。ぜひいろいろ試してください」と話している。

　同社がネコをキャラクターに起用したのは1957年。当時提携していた米国の宅配会社が、親ネコが子ネコを大事にくわえているデザインを会社のマークにしていた。「荷物を大切に扱う」という思いに共感し、採用した。89年公開のスタジオジブリの映画「魔女の宅急便」でも黒色のネコが登場するなど、宅急便といえばネコというイメージが定着している。

4/10(金) 21:54配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200410-00000110-mai-soci
https://lpt.c.yimg.jp/amd/20200410-00000110-mai-000-view.jpg

ヤマト公式LINE、「にゃん」て癒やし “ネコ口調”で問いかけると…

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