【始まる我欲による争奪戦】いますぐ備えたい「東京ロックダウン」街から消える物資は…

砂漠のマスカレード ★

3月25日、小池百合子都知事（67）は緊急記者会見を開き、週末の外出自粛を強く呼びかけた。
小池都知事は、現在、新型コロナの感染拡大が “重大局面” を迎えていることを強調したが、感染拡大を防ぐために、東京が他県との接続を封鎖される「ロックダウン」の実施も、急速に現実味を帯びてきている。

“首都の完全封鎖” でいったい何が起きるのかーー。徹底シミュレーションした。

まず一番気になるのは、「ロックダウンされた状況下で、手に入りづらくなる品物は何か」ということだ。スーパーマーケットチェーン「ライフ」を展開する、ライフコーポレーションに現状を聞いてみた。

「いま売れ筋なのは、乾麺やカップ麺、水など備蓄系の商品ですが、インスタントコーヒーや焼酎などの嗜好品も一緒に売れており、台風前や地震後の買い溜めとは異なる傾向です。家にこもる時間が長くなるからでしょうか」

すでに全国的なロックダウンが実施されているイタリアでは、どんな状況なのか。
ミラノ在住のフリーライター、鈴木圭氏（40）が語る。

「緊急の用件と病院に行く以外、外出は原則禁止。犬の散歩ならば外出OKなので、犬のレンタルが流行っています」

意外にも、「生活必需品には困っていない」という。

「外出制限から数日は、買い占めのせいで品薄状態が続きましたが、現在スーパーでは、食料品やお酒、トイレットペーパーなど必要なものは、なんでも売っており、当面の生活には問題ありません。

しかし、それ以外は入手しづらくなっています。たとえば、文房具、おもちゃ、園芸用品、カー用品、キッチン用品などは、店頭に並んでいても値札に『×印』がついていて、買えないようになっているんです。

代わりに、オンラインショップでは注文も可能ですが、注文が殺到して『メンテナンス中』のまま、利用できないショップも多いです」

生活必需品よりも、“趣味の品” が入手できない現象は、東京でも起こりうる話だろう。

「マスクは1万枚くらい転売したと思う」と豪語する、都内在住の “転売屋” のX氏もまた、生活必需品以外に照準を定めているという。

「いま一般人が買い溜めしているのは、米やカップ麺ですが、そうした元値が安い商品は高騰したところで、たいして儲かりません。

それよりも、いま目をつけているのは、空間除菌脱臭機などの電化製品です。センサー式でボトルにさわらず、せっけん液が出てくる『ハンドソープディスペンサー』なども狙い目ですね。

あとは任天堂Switch用の、フィットネスができるゲームソフト『リングフィットアドベンチャー』。すでにプレミアがついていますが、ロックダウンとなれば、まだ値が上がるとみています」

最後に、流通経済大学の矢野裕児教授が、意外な盲点を解説してくれた。

「たとえば、食品自体はあっても、包装材が不足して、結果として消費者の手元に届かないというケースも起こりえます。ロックダウン中には、思わぬ品物が欠乏する可能性が常にあるのです」

　備えあれば憂いなし。事前に「ロックダウン」中の生活を想定し、冷静でいられるようにしよう。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200401-00010001-flash-peo
4/1(水) 6:33配信