【新型ウイルス】奈良公園　観光客半減、梅田駅は４割減

首都圏の虎 ★

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、関西の主要地点を訪れる人が大幅に減少していることが、野村証券などの分析でわかった。３月の休日は京都や奈良公園などの観光地で前年同期に比べ３～５割減ったほか、平日も主要駅で３割減少するなど、外出の自粛や在宅勤務で人の動きが滞っている実態が浮き彫りになった。

　野村証券が、携帯電話の位置情報を利用することに同意したＫＤＤＩの顧客（２０歳以上）数百万人のデータ（訪日客除く）を使用して分析した。

　主要な駅や観光地の半径１キロ・メートル以内で、昼夜の滞在時間が長い人を居住者や勤務者、それ以外の人を買い物客や観光客と定義し、人数を前年と比較した。

　その結果、今月７、８日に観光地を訪れた人は、奈良公園（奈良市）で４９・２％、四条烏丸（京都市）で３３・５％、それぞれ減少した。主要駅では、梅田（大阪市）が４２・９％減、三宮（神戸市）が３８・８％減だった。

　通勤客が多いこの２地点を平日（３月６日）で見ても、梅田が３２・１％減、三宮が３０・６％減となり、企業などの在宅勤務が広がっていることを裏付ける結果となった。

　野村証券のシニアエコノミストは「３月に入り、外出を自粛する動きが一段と進んでおり、当面はこの状況が続くのではないか」と分析している。

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2020/03/18 15:00
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【新型ウイルス】奈良公園 観光客半減、梅田駅は４割減

【新型ウイルス】奈良公園　観光客半減、梅田駅は４割減