【山口】27歳消防署員自殺、再調査要望　遺族「真相究明が不十分」

次郎丸 ★

消防署員自殺、再調査要望　遺族「真相究明が不十分」
2020年1月9日 10:45
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54197160Z00C20A1AC1000/

山口県の宇部中央消防署の松永拓也さん（当時27）が昨年1月に自殺した問題で、父親の哲也さん（62）は9日までに、外部調査委員会が昨年8月にまとめた報告書では真相究明が不十分として、新たな委員による再調査を求める要望書を消防組合管理者の久保田后子宇部市長に送付した。

弁護士3人の外部調査委の報告書は、職場で不祥事が相次いでいたことへの抗議の自殺と指摘。一方で上司らとの間で「トラブルやいざこざはあったが、いずれも一過性のものだった」とした。

哲也さんは要望書で外部調査委の聞き取り対象が消防署員7人のみで、委員に自殺までの心理を検討する専門家がいなかったと批判。上司が不適切な叱責をしただけではなく無視したこと、2014年に先輩から50万円の貸し付けを強要されたことなども自殺に影響したと考えられるとした。

哲也さんは宇部市で記者会見を開き「もっと詳細を調べ、どこまでおかしい職場だったのか、はっきりさせてほしい。そうでないと家族としてはやっていけない。納得できない」と涙ぐんだ。〔共同〕

【山口】27歳消防署員自殺、再調査要望 遺族「真相究明が不十分」

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