【政治】 コロナ禍のＥＵ　危機便乗の強権阻止を　政府に批判的な報道が弾圧されかねず、極めて危うい

1 ：擬古牛φ ★：2020/04/06(月) 14:44:01.85 ID:???

★コロナ禍のＥＵ　危機便乗の強権阻止を

04/05 05:00

　新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な欧州で、政府の権限を大幅に強化する動きが出ている。

　欧州連合（ＥＵ）加盟国であるハンガリーの議会は、新型コロナ対策で発令された非常事態宣言を、
オルバン首相によって無期限に延長できる法案を可決した。

　市民の移動制限などを含む非常事態宣言は、１５日ごとに議会の承認を受けて継続してきたが、
今後はその手続きが不要になる。

　政府が過度に私権を制限する恐れがあるのに、議会のチェックは働かない。非民主的な内容だ。

　また、政府が感染対策を妨げる「偽ニュース」を流したと判断すれば５年以下の禁錮刑を科すとした。
政府に批判的な報道が弾圧されかねず、極めて危うい。

　オルバン政権はこれまで、言論抑圧など民主主義の原則をないがしろにする強硬な政策を進めてきた。
このため野党は、オルバン氏がコロナ対策に乗じて、独裁政権化を狙っていると批判する。

　反発はもっともだ。オルバン政権は法律を撤回すべきである。

　コロナ対策では他のＥＵ加盟国も移動や集会の自由などを制限しているが、期間は限定的だ。

　ドイツのメルケル首相が強調するように、こうした制限は
「絶対的に必要な時にしか正当化されず、民主主義社会では決して軽々しく発動されてはならない」からだ。

　ハンガリーの動きに対し、ＥＵのフォンデアライエン欧州委員長は即座に
「非常措置は永続させてはならない」とする声明を出したが、名指しの批判は避けた。

　ハンガリー以外にもポーランドなどは強権統治が指摘される。
こうした加盟国が反発すればＥＵの結束がさらに揺らぐため、控えめなトーンにとどめたとみられる。

　ＥＵが最も重視するのは自由や民主主義、人権の尊重、法の支配といった理念のはずだ。

　それを脅かしかねない加盟国には強い警告を発し、暴走を食い止めるのがＥＵの責務である。

　懸念されるのは、コロナ対策を利用して権限の強化を図る国が広がりつつあることだ。

　抑圧体制の中国は、言論統制や移動制限といった措置をいっそう強めている。
中東や南米でも非民主的な政権が勢いづいている。

　多くの国はコロナ対策に追われ、他国に目を配る余裕に乏しいだろう。
だが、このままでは自由と民主主義は衰退しかねない。

　こうした普遍的な価値を重視する国々は、強権政治の拡大を見過ごしてはならない。

道新WEB https://www.hokkaido-np.co.jp/article/409458?rct=c_editorial

2 ：名無しさん＠15周年：2020/04/06(月) 19:53:57.01 ID:L4fkhD7uD

やだ