【経済】バイト・パート時給、9月1.8％上昇　選挙特需も 2013年1月以降で最高

ばーど ★

アルバイト・パート時給の上昇が続いている。求人情報大手パーソルキャリア（東京・千代田）が19日発表した全国の９月のアルバイト・パートの募集時平均時給は前年同月比1.8％（18円）高い1021円だった。最低賃金改定を受けた相場上昇に、衆院選の短期バイトの特需が重なった。

　平均時給は比較可能な2013年１月以降で最高となった。８月に比べ20円と大幅に上昇。同社が運営する求人サイト「ａｎ」の上土達哉編集長は「著しい人手不足を映し過去で類を見ない上がり幅」と話す。

　職種別では、販売系が前年同月比5.3％高い965円。コンビニや携帯電話販売店の伸びが目立った。飲食店などフード系は0.5％上がり974円。「年末年始に向け時給を上げて人員確保する動きが出ている」（パーソルキャリア）

　コールセンターなど事務系は同3.5％、軽作業など技能・労務系は同1.6％上がった。投開票日の会場設営や出口調査など、衆院選関連の短期バイトが増えた。

　地域別では東海が1010円と初の1000円超えとなった。販売員の人材獲得競争が激しい。

　同業大手のリクルートジョブズが同日発表した９月のアルバイト・パートの募集時平均時給は三大都市圏（首都圏、関西、東海）で前年同月より2.4％（24円）高い1013円だった。販売・サービス系が訪日客対応で求人が増え、調査開始以来の最高額となった。前年同月比2.2％（22円）高い998円だった。

配信
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22436950Z11C17A0000000/

【経済】バイト・パート時給、9月1.8％上昇 選挙特需も 2013年1月以降で最高

【経済】バイト・パート時給、9月1.8％上昇　選挙特需も 2013年1月以降で最高