【教育】教諭７割超が週60時間労働　小中学校、他業種比で突出　連合総研調査

砂漠のマスカレード ★

働き過ぎの目安とされる週６０時間以上働く教諭が小学校で７２・９％、中学校で８６・９％に上り、
他の職種と比べて突出して長いことが２５日、連合のシンクタンク「連合総研」の調査で分かった。

調査は２０１５年１２月実施。公立小中学校の教諭４５００人にアンケートを行い、約３千人が回答した。

労働時間が「５０時間未満」はおらず「５０時間以上６０時間未満」が小学校２７・１％、中学校１３・１％だった。

連合総研の別の調査では職種別で「６０時間以上」の割合が最も高かったのは建設業の１３・７％、
労働政策研究・研修機構の調査では勤務医が４０・０％で、教諭の長時間労働が際立つ。

１日の平均在校時間は、小学校１１時間３３分、中学校１２時間１２分。
民間労働者が職場にいる平均時間９時間１５分（連合総研０７年調査）を大きく上回った。

中学校の運動部顧問では、平均出勤時刻が午前７時より早い人は１５・１％、平均退勤時刻が午後９時以降の人は２１・７％。
顧問をしていない人はそれぞれ４・４％、５・６％だった。

また家族と一緒に夕食をとる回数が「週に１、２回」以下の人は、小中ともに約半数。
平均睡眠時間は約６時間で、１日の平均読書時間は小学校の男性教諭が２７分、中学校の女性教諭が１５分だった。

全体の半数以上が定められた労働時間数を知らないと回答しており、連合総研は「時間管理がルーズなのが長時間労働の一因。
ゆったりと家庭生活を楽しんだり、教養を高めたりする時間もないのが現状だ」としている。

＝2017/01/26付西日本新聞朝刊＝

http://news.livedoor.com/article/detail/12590692/
2017年1月26日 10時18分西日本新聞

http://www.nishinippon.co.jp/import/national/20170126/201701260004_000_m.JPG

【教育】教諭７割超が週60時間労働 小中学校、他業種比で突出 連合総研調査

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