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【初心者】キリスト教@談話室727【歓迎♪】

1 :記憶喪失した男(愛知県):2016/02/21(日) 17:28:48.73 ID:dZ8WkFZI.net
前スレ
http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/psy/1446376077/

  物自体三部作その4

 ぼうっと立つ少年に向かって少女はいった。
「安心して。何があってもあなたを守るから」
 怪物たちが襲ってきた。少女たちが立ち向かう。少女たちは次々と怪物に負けて死んでいく。
「やめろ。やめてくれ。なんでぼくなんかのために命を投げ出すんだ。わけがわからないよ」
 少女はいう。
「それはあなたが客観だからよ。あなたは客観なの。わたしたち実存のことなんて放っておけばいいのよ」
「わからない。わからないよ。ぼくが客観ってどういうことだよ。ぼくは客観なんかじゃない」
 怪物が少女を屠る。
「あなたは客観じゃないわ。わたしたちの統覚なの。わたしたちの集合意識なのよ」
「そんな。そんなのは嘘だ。だって、ぼくにはきみたちの考えてることなんてわからない。ぼくはきみたちの統覚なんかじゃない」
 怪物が少女を屠る。
「あなたのことばは神の啓示に等しいのよ。あなたの思うがままに生きて。あなたの欲望はこの世界の目的そのものなのよ」
「わからないよ。ぼくのことばが神の啓示だって? ぼくの欲望が世界に目的だって?」
 怪物が少女を屠る。
「そうよ。この怪物たちはあなたの命を狙っているわ。でも大丈夫。あなたは選ばれし者ですもの」
「わかんないよ。ぼくが選ばれしものだって、どういうことだよ」
 怪物が少女を屠る。
「あなたは物自体の表象なのよ」
 がくっとぼくはひざをついた。
 少女がいう。
「この聖少女の力を借りなさい。彼女は物自体の無意識よ」
 聖少女がやってきて、ぼくの味方になった。

2 :ピッピ・シャレトゥ:2016/02/21(日) 19:52:25.97 ID:9g+RwYOZ.net
つまんないね。
平井和正を思い出してしまう。

3 :記憶喪失した男(愛知県):2016/02/21(日) 21:39:05.16 ID:dZ8WkFZI.net
  続編

 ぼくは聖少女とともに、怪物と戦い、怪物を退治した。
 消えゆく実存たちの中で、物自体の表象であるぼくは聖少女を抱き寄せ、
物自体の無意識のあるがままの姿をさらけだした。
物自体の無意識は恥じらいながらも、物自体の表象の男かも女かもわからない男性自身を受け入れ、
交わり、激しく振動した。それは物自体の無意識には、
体の底、心の奥から突き上げてくる衝動により全身を打ち抜かれるものであった。
そして、物自体の表象によりむき出しにされた物自体の無意識の羞恥心が、
ただ、男性自身を無意識に求め、目はまどろみ、顔は恍惚となり、
物自体の無意識は物自体の表象によって何度も何度も突き抜かれたのだった。

4 :神も仏も名無しさん:2016/03/03(木) 13:03:11.77 ID:7KWCF+3F.net
出かけた

5 :神も仏も名無しさん:2016/03/05(土) 14:28:10.49 ID:WAQhfvyV.net
アメリカのカトリック聖職者は精神世界を二つに区分し、
一方には聖書に啓示された教義をそのままに置いて、議論の余地なくこれに服するが、
政治の真理はもう一つの世界にあるとし、ここでは神はこれを人間の自由な探求に委ねたと考える。

アメリカの聖職者は市民的自由を全面的に支持し、信教の自由を認めぬ人々をさえそれから除外しない。
しかしながら聖職者が特定の政治体制に支持を与えることはない。彼らは注意深く政治問題の局外に立ち、
党派的関係に巻き込まれない。だから合衆国では、宗教が法律や個々の政治的意見に影響を及ぼすとは言えない。

トクヴィル 『アメリカのデモクラシー』

6 :神も仏も名無しさん:2016/03/05(土) 14:30:50.73 ID:WAQhfvyV.net
誰もが、この国における宗教の平穏な支配の主要な原因を、宗教と国家との完全な分離に帰した。
私は、アメリカ滞在中、この点で考えを異にする人間には、聖職者と平信徒とを問わず、
ただの一人も出会ったことがないと言って憚らない。

聖職者自身の考えを調べてみると、この人々の多くは自発的に権力から遠ざかっているようであり、
その外に立つことに一種の職業的矜持をもつように見えるのに気がついた。

トクヴィル 『アメリカのデモクラシー』

7 :神も仏も名無しさん:2016/03/05(土) 14:32:53.57 ID:WAQhfvyV.net
彼らは野心と不誠実に対しては、それがどんな政治的意見を装おうとも、口を極めて非難した。
だが、彼らの話をよく聞いてみると、人が真面目に信じるものであれば、
政治的見解を理由に神の前で罪とされることはありえず、政治において過ちを犯しても、
家の建て方や畝のつけ方を間違えるのと同じく、なんら罪ではないと言うのであった。

彼らはすべての党派から注意深く距離をとり、個人のあらゆる利害を傾けて、党派との接触を断っていた。

トクヴィル 『アメリカのデモクラシー』

8 :神も仏も名無しさん:2016/03/05(土) 14:36:19.83 ID:WAQhfvyV.net
アメリカの聖職者は他の誰よりも前にこの真理を認識し、行動をこれに一致させた。
彼らは、政治的権力を得ようと思うならば、宗教的影響力を放棄しなければならぬことを理解し、
政治の有為転変を共にするよりは、その支持を失う方を選んだのである。

ヨーロッパの不信仰者は、キリスト教徒を宗教上の敵というより、政治的な敵として追及している。
彼らは誤った信仰という以上に、一党派の意見としてキリスト教を憎むのである。
聖職者の中に権力の友を見てこれを退けるのであって、神の代理人を拒むのではない。

トクヴィル 『アメリカのデモクラシー』

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