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阿含宗という宗教256

202 :神も仏も名無しさん:2015/09/13(日) 13:29:20.08 ID:dHN3VZcW.net
@そもそも、パーリ三蔵の原文には「心が安定し」が出てこない。
代わりに「入定した」という意味の単語が出てくる。

234. ‘‘So [puna caparaṃ mahārāja bhikkhu so (ka.)] evaṃ samāhite citte parisuddhe pariyodāte anaṅgaṇe vigatūpakkilese mudubhūte
kammaniye ṭhite āneñjappatte ñāṇadassanāya cittaṃ abhinīharati abhininnāmeti.

訳文                
彼は、そのように入定した、清浄の、清白の、無穢の、随煩悩を去った、柔軟な、
行為に適した、住立した、不動を得た心において、智慧による見解に心を向け、転じさせます。

原文にある samāhite は「入定した、定置した」という意味です。
だから、和訳も「そのように入定した」となっている。
どこへ入定したかというと、第四禅へ入定したのです。

「神通を行なうときには、その前に色界の第四禅に入定し出定しなければならないとされる。
この禅は「基礎となる禅」と呼ばれる。
ここの「心が安定し」はその基礎となる禅に入ったことを表現している」

(『原始仏教T』605頁、中村元監修、森祖道、浪花宣明、橋本哲夫、 渡辺研二)

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