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課題山積みの「発達障害」への対応 人手不足で支援受けられない子も [蚤の市★]

1 :蚤の市 ★:2023/04/09(日) 07:04:30.42 ID:OaoLGIWq9.net
記者解説 編集委員・宮坂麻子

 春、新学年になって胸躍る姿が見られる一方で、学習や生活につまずく子どもは少なくない。中には発達障害の傾向の子もいる。

 文部科学省は昨年、10年ぶりに通常学級において特別な教育的支援が必要な児童生徒の調査をした。公立小中学校の通常学級で、知的発達に遅れはないものの学習面または行動面に著しい困難があり「発達障害」の可能性のある子が8・8%いた。調査方法が一部変わったため単純比較はしにくいが、前回調査より2・3ポイント増えた。低年齢ほど多く小1と小2は各12%以上で、35人学級なら4~5人はいることになる。中1は6・2%だった。実際に困難のある子はもっといるとされる。

 抽出調査で、発達障害に関する質問に当てはまるかどうか、担任らが回答した。内容は学習障害(LD)や注意欠如・多動症(ADHD)、高機能自閉症などの評価軸などを参考にした。具体的な項目は、「思いつくままに話すなど筋道の通った話をするのが難しい」「座っていることを要求される状況で席を離れる」などだ。

 発達障害は通常、医師が診断するが今回の回答は担任がしている。学校での特別支援には診断は不可欠ではなく、状況把握のために調べたという。

 調査では支援の不十分さが浮かび上がった。発達障害の可能性がある8・8%のうち、7割は校内全体では特別な教育的支援が必要だと判断されていなかった。個別の教育支援計画や指導計画が作られていなかったのは8割近くに上る。授業中の教室での個別の配慮・支援も4割以上がなかった。スクールカウンセラーら専門家に意見を聞いている例は15%足らずだった。

 調査に関わった上野一彦・東京学芸大名誉教授は「軽度の場合、成長すれば回復していくと考える保護者もいる。学校側も早期の対応に踏み切ることにちゅうちょしてしまうこともまだあるのではないか」と指摘する。

ポイント
 小中学校の通常学級に通う児童生徒の8・8%に「発達障害」の可能性が指摘された。一部の時間を別室で学ぶといった通級指導も広がるが、支援態勢は十分でない。多様な子がともに学ぶインクルーシブ教育の実現に向け人材や授業改革が必要となる。

 取材では教員から「専門知識…(以下有料版で,残り1407文字)

朝日新聞 2023年4月8日 15時00分
https://www.asahi.com/articles/ASR466X1KR43UPQJ00N.html

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