【北海道】「クマありです！」夏休み直前に不安… 酪農学園大学のカメラ 3頭の"親子グマ"捉える

ばーど ★

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　カメラが、クマの姿を捉えました! ヒグマの目撃が相次ぐ札幌市南区で、酪農学園大学の研究チームが、森の中を歩き回る3頭の親子グマの映像を撮影しました。警察では警戒を強めています。

　活発に動き回る3頭のクマ、親子とみられます。これは、札幌市南区の豊滝市民の森に設置された監視カメラの映像です。

　撮影は7月19日の早朝。南区では7月、30件以上のクマの目撃が報告されています。

　「10ショットです、クマありです!」

　撮影したのは酪農学園大学の佐藤喜和教授の研究チームです。

　南区のクマが出没しそうな場所にカメラを設置。そのうちの1台がクマの姿を捉えたのです。カメラの近くの木には…。

　「クマの毛がついていますね」

　酪農学園大学佐藤喜和教授：「この場所はいつでもクマがいる状況。1頭ではなくて複数のクマが恒常的に使っているエリア」

　2018年、札幌市でのクマの出没情報は既に93件。2017年の同時期に比べ38件も多くなっています。

　酪農学園大学佐藤喜和教授：「例年に比べると多いのは間違いない。去年、おととしと、このエリアで生まれた個体が親から離れて、ちょうど独り立ちして歩き始める時季なので、あまり人と出会って怖い思いをしたことがないような個体が、人に目撃されているような印象がある」

　札幌市内93件のクマの出没情報のうち84件が集中する南区。事態を重く見た南警察署は、警察官のヒグマ対策セミナーを実施しました。

　田中うた乃記者：「近くに小学校がある真駒内公園付近。26日から夏休みという事で、警察もクマ対策のパトロールを強化しています」

　札幌市内の多くの小中学校では26日から夏休みです。警察はさらにパトロールを強化する方針です。

　住民：「子どもといる時は本当に怖いなと思うので、山の方には近づかないようにはしているんですけど、ここまで出てきたらどうしていいかわからないですよね」「怖いですね。クマの目撃情報がない所で遊ぼうかなと思っています」

　南区・豊滝では17日、国道脇で立ち上がるメスのクマが撮影されています。今回撮影された親子グマの母グマの可能性もあります。

　酪農学園大学では現場に残された体毛のDNA検査などから、これまでに目撃された個体との関係などについて、詳しく調べることにしています。

動画　https://www.youtube.com/watch?v=ktNmXHB4uuE

2018年7月25日19:17
北海道ニュースUHB
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