【ブラジル】軽油積んだ列車脱線ボルト外し輸送妨害か

アルカリ性寝屋川市民 ★

　軽油を輸送していた貨物列車が29日朝、サンパウロ州バウルー市内で脱線した。この鉄道を運営するコンセッショネア（契約により一定期間、公共サービスの営業権を与えられている民間企業）の職員は脱線について、妨害行為によるものだとしている。脱線した列車はバウルー市内の流通業者へ引き渡されることになっていた軽油65万リットルを積んでいた。伯メディアが同日付で伝えた。

　取材に応じた複数の職員らは、何者かが同日午前8時半頃、レールとレールをつなぐボルトを取り外すマスターキーを使用したと話している。職員らの話しからすると、このボルトが外されたことでレールが不安定になり、脱線が引き起こされたと考えられる。

　しかし、コンセッショネアは声明の中で、機関車が脱線したことは認めているが、破壊行為や妨害行為については触れていない。そして、同社はその声明の中で、「引き抜かれたボルトは軌道そのものを危うくするものではない。ブラジル技術規格協会（ABNT）の基準には、ボルトがない場合でも安全性を確保するための規定がある」「当社は脱線の原因を断定するために調査を開始した」と強調している。

　何者かによって外されたレールのボルトと脱線の因果関係を鉄道会社が否定する中、警察はボルトを取り外した者の特定に取り組んでいる。

サンパウロ新聞　2018年5月30日
http://saopauloshimbun.com/%E8%BB%BD%E6%B2%B9%E7%A9%8D%E3%82%93%E3%81%A0%E5%88%97%E8%BB%8A%E8%84%B1%E7%B7%9A-%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%88%E5%A4%96%E3%81%97%E8%BC%B8%E9%80%81%E5%A6%A8%E5%AE%B3%E3%81%8B/

【ブラジル】軽油積んだ列車脱線 ボルト外し輸送妨害か

【ブラジル】軽油積んだ列車脱線ボルト外し輸送妨害か