【ガソリンが無い！】伯巴国境で密輸ガソリン押収　トラック運転手のストで不足

アルカリ性寝屋川市民 ★

　国税庁の監視官らと国境警察部隊（BPFron）の警官らは24日夜から25日朝にかけて、ブラジルのフォス・ド・イグアス市とパラグアイのシウダード・デル・エステ市の間にある「友情の橋」の税関で、合計約900リットルの密輸ガソリンを押収した。監視官、警官らによると、ガソリンはパラグアイからブラジルに入国してきた、いずれもブラジルのナンバープレートを装着した車に積まれていた。

　25日付で伝えた伯メディアによると、全国的な広がりを見せているトラック運転手らの職務放棄の影響でフォス・ド・イグアス市内のガソリンスタンドには燃料の供給が行われておらず、スト3日目の23日から、ブラジルのドライバーらが燃料を求めてパラグアイのガソリンスタンドへ向かうという動きが増加していた。

　ガソリンを持ち込もうとした者らは密輸の罪に問われ、有罪となれば1～4年の禁錮刑に加えて罰金が科される。今回のように現行犯で摘発された場合、密輸しようとした製品はその場で押収される。そして、密輸が商業目的であると認められた場合は、密輸品の運搬に用いられた車両も押収される。

　なお、ブラジル国内における不適切な燃料の輸送はブラジル交通法（Codigo Brasileiro de Transito）によって禁じられており、これに反して不適切な燃料の輸送を行った場合は環境犯罪とみなされ処罰される。

サンパウロ新聞　2018年5月26日
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