【日米】被爆者森重昭さん、米兵遺族と対面＝捕虜被害を調査－追悼式典米マサチューセッツ

みつを ★

http://www.afpbb.com/articles/-/3176334?act=allt

2018年5月28日 23:33　発信地：日本
【5月28日時事通信社】広島への原爆投下で死亡した米兵捕虜12人の調査に尽力した広島市の歴史研究家で被爆者の森重昭さん（81）が28日、米東部マサチューセッツ州ローウェルで米兵追悼式典に出席した。式典に合わせ、自身が約40年にわたり被害の実態を調べてきた米兵捕虜の遺族とも対面した。

　ローウェルは12人の1人であるノーマン・ブリセット氏の出身地。ローウェルには新たに12人の名前が刻まれた慰霊碑が設置され、式典で公開された。森さんは式典で「彼らは国家のために戦った本当の愛国者だった。米国の皆さまにこのことを知っていただきたいためにきょうここに来た」とあいさつした。

　式典には12人のうちブリセット氏とラルフ・ニール氏の遺族が出席。2015年の訪日時に森さんと初めて会い、今回再会を果たしたブリセット氏のめい、スーザン・アーチンスキーさん（58）は式典に先立ち、取材に「（再会は）うれしいし、感情的になった。彼は（捕虜の）米国の家族を探すことに全人生をささげてきた。核戦争を絶対起こしてはならないという気持ちにさせてくれた」と話した。

　森さんの活動は米政府にも認められ、16年5月にオバマ大統領（当時）が現職米大統領として初めて広島を訪問した際には、涙ぐむ森さんをオバマ氏が抱擁する場面が世界中に報じられた。(c)時事通信社

【日米】 被爆者森重昭さん、米兵遺族と対面＝捕虜被害を調査－追悼式典 米マサチューセッツ

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