【東京】水口病院で人工妊娠中絶手術後に女性死亡　母体保護法の指定医じゃなかった執刀医 [12/06]

ちゅら猫φ ★

★人工妊娠中絶手術後に女性死亡　「無資格」の執刀医を直撃
12/06 00:13

フェイスブックに、「夫婦になりました。いろいろあったけど、信じてついてきてよかったです」と記した女性。
笑顔で、婚姻届を手にする、23歳の妻と26歳の夫。
2016年7月6日、2人は、交際5年目の記念日に結婚した。
しかし、結婚から、わずか8日後の7月14日の夜、妻は、自宅で突然、亡くなった。

夫は「家に着いたのが、(午後)8時すぎぐらいですね。家は、もう真っ暗で、ベッドとかにもいなかったので。
で、トイレに入ったのかなと思って捜して。そうしたら、倒れていて」と話した。
解剖の結果、死因は、致死性不整脈による、急性うっ血性心不全。
原因不明で、突然、心臓の機能が低下したというものだった。
死亡との因果関係はわかっていないが、亡くなる6日前に、妻は、人工妊娠中絶手術を受けていた。
夫は「日帰り(手術)だったんですけど、ふらふらのまま帰ってきて、
『でも、手術後だから、おなかが痛いのかな』なんて、話をしていて」と話した。

夫も妻も、子どもが欲しかったが、医師から「胎児が育っていない」と言われたための、やむを得ない決断だった。
手術を受けたのは、東京・吉祥寺にある、水口病院で、豪華な設備を売りにした、産婦人科の病院。
法律では、医師が中絶手術を行うには、「母体保護法指定医」という、特別な資格が必要となる。
当時、病院で、この資格を持っていたのは、A医師、B医師とC医師の3人だった。
しかし、夫が、病院から手に入れた診察記録を見ると、執刀医の名前は、D。
法律で定められた、中絶手術をする資格を持たない医師だった。

弁護士・医師の平野大輔氏は「『指定医師』という要件を満たさずに(医師が中絶手術を)することに関しては、
責任が重く加重されるということです。『業務上堕胎罪』というものにあたる可能性が出てきます」と話した。
妻の死亡との因果関係は不明だが、なぜ、資格がない医師が、手術を行ったのか。

執刀医・Dを直撃した。
女性の手術を行ったD医師は「(D先生ですか?)違う。すみません、時間がないですので。違いますので」と話した。
すると、どこかに電話し、その電話の相手には、「D」と名乗った。
質問に一切答えず、その場を去った、D医師。

一方、病院側が、夫の疑問に回答した報告書には、驚くべき内容が書かれていた。
報告書には、「別の医師は、当日、体調不良により、施術を担当することができませんでした。
そこで、過去に施術の十分な経験があった、D医師が施術を行いました」とあった。
資格がないにもかかわらず、「過去に十分な経験があった」という、D医師に手術を任せたという。

夫は「何のための産婦人科なのか。そんなの、絶対に許されることじゃないと思う」と話した。
無資格の医師に任せていたことを、どう考えるのか。

病院の理事長代行が、カメラはなしという条件で、取材に応じた。
理事長代行は「D医師は、母体保護法の指定医ではありません。それは、知っておりました。
法律違反であるという認識はあります。D医師は、人工妊娠中絶(手術)を、ことし5月から9月まで、
12件行っていました。今回の女性の手術は、違法なもので、母体保護法指定医療機関の返上を
することも考えています」としている。

夫は「どうして、妻が、こうならなきゃいけなかったのか。この先の未来が、全部なくなったっていう。
問題があるなら、徹底的に追及していってもらいたい」と話した。
愛する妻を、突然失った、悲痛な思い。
病院を監督する東京都は、病院に問題があるとして、これまでに、数回、抜き打ちの立ち入り検査を実施した。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00343692.html

【東京】水口病院で人工妊娠中絶手術後に女性死亡 母体保護法の指定医じゃなかった執刀医 [12/06]

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