【社会】愛媛・松山市立てこもり　現場の内部とらえた映像入手

筑前鐵太郎 ★

およそ17時間に及ぶ立てこもり現場の内部をとらえた映像を入手した。
緊迫の事件の裏で、何が行われていたのか。
笑顔で話す女性は、ジャージー姿で、いかにもリラックスしたような雰囲気。
そして、仲良さげに、自撮りでカメラに収まる男。
これは、25日、愛媛・松山市で、刃物を持った男が、女性を人質に17時間立てこもった事件で、立てこもりの最中の部屋で撮られた映像。
元になったのは、インターネット上にアップされた動画。
そこに映っていたのは、被害者だったはずの女性と、25日、人質強要処罰法違反の疑いで現行犯で逮捕された、本田一弘容疑者(46)が仲良く並んでいる姿だった。
本田容疑者は立てこもった際、刃渡り17cmの包丁を持ち、知り合いの警察官を呼ぶように要求していた。
一方、動画では、「ちなみに僕は、お父さんと話がしたいのと、あと知り合いに1人、話をしたいのと、最終的には刑事を呼んで、話をしたいだけでーす。以上でーす」としていた。
男が話す要求、それは、警察が発表した警察官等を呼ぶよう要求しているとの内容とも、ほぼ一致していた。
さらに、体育座りをしている女性の前には、刃渡り17cmくらいとみられる包丁が置かれていた。
すると、女性は笑みを浮かべながら、刃物を手に立ち上がると、部屋を出て、玄関前で外の様子をうかがうようなそぶりも見せた。
室内には、2組のスリッパ、ペットのケース、大きなスーツケースが見える。
撮影している男は、「腰が痛い」と、ゆっくり立ち上がると、女性に近づいた。
すると、女性は刃物を床に置き、カメラの前で、すましたような表情で、ポーズをとった。
この動画が立てこもりの最中に撮影されたものであれば、事件が「狂言」の可能性もある。
「灯油の缶は水よ、中身は」、「「中に水を入れたら薄めてばらまいとけって言ったのは、こっちでーす」などと、仲むつまじそうな様子で、物騒なことを平然と話す男女。
警察によると、事件直前の3日前、本田容疑者は、松山市内で家族らといた女性を連れていったことが明らかになっている。
また、警察は、事件の最中に撮られたとみられる動画が流出していることを確認していて、当時の状況を慎重に調べている。
本田容疑者は黙秘を続けていて、27日、送検の予定となっている。 (テレビ愛媛)

リンク先ニュース動画有
http://www.fnn-news.com/sp/

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