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【政治】甘利氏辞任、永田町舞台裏 ダブル選加速か 早期終結で打撃限定的 [01/30]
- 1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2016/01/30(土) 12:17:16.38 ID:???
- ★甘利氏辞任、永田町舞台裏 ダブル選加速か 早期終結で打撃限定的
2016.01.30
甘利明経済再生担当相(66)の電撃辞任の余波が続いている。現役閣僚と秘書が、
特定業者と多額の現金をやり取りしていた事実は、国民感情では異常というしかない。
ただ、早期辞任で「安倍晋三政権への打撃は限定的」との見方もあり、今年夏の
衆参ダブル選挙を分析する向きもある。甘利氏の小心さと、安倍首相のしたたかさ、
後任の石原伸晃元幹事長への大不安など、永田町の全舞台裏に迫った。
《2世議員の弱さ》
「野党に経済演説を聴いてもらえないばかりか、国会審議にも支障をきたしかねない。
安倍政権を支える中心的立場の人間が逆に足を引っ張るという、閣僚・甘利明にとっては
誠に耐え難い事態だ」
甘利氏は28日夕の記者会見で時折言葉を詰まらせ、目に涙を浮かべながら、辞任理由をこう語った。
疑惑発覚後、ずっと暗い表情が続いていたが、会見後半では吹っ切れたような表情も見せた。
週刊文春が先週報じた《甘利氏や秘書が、都市再生機構(UR)に口利きをした見返りに、
千葉県の建設会社幹部から1200万円もの金銭提供や接待を受けた》という疑惑は衝撃的だった。
アベノミクスの司令塔であり、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)を大筋合意させた功労者だけに、
安倍首相は「大丈夫だ」「内閣支持率が10%下がっても、続けてもらいたい」と慰留していた。
だが、2世議員の甘利氏は、告発者の建設会社幹部が右翼団体の元構成員のためか、当初から弱気だった。
官邸周辺は「甘利氏は繊細な神経の持ち主だ。同じ文春に、下村博文前文科相も追及されたが、
昨年2月から10月まで粘った。国会でも一貫して疑惑を否定した。下村氏の豪胆さが甘利氏にあれば…。
マスコミの糾弾に加え、その筋の人々に介入されるのを嫌ったのだろう」と語った。
戦国武将・武田信玄を支えた「武田二十四将」の1人、甘利虎泰の末裔(まつえい)は、
疑惑発覚から1週間で力尽きた。
《首相、用意周到》
甘利氏の辞任会見直後、安倍首相は間髪を入れず、後任に石原氏を抜擢(ばってき)した。
石原氏は官邸で「突然のことでありますけれども、『石原、お前がしっかりとやれ』と、
そういうことを(安倍)総理から言われまして。謹んで受けさせていただきました」と語ったが、
実はきちんと準備されていた。
甘利氏は25日昼、官邸に安倍首相を訪ねて辞意を伝えた。安倍首相は「何とか頑張ってほしい」
と励まして送り出したが、同日夜、東京・南麻布のイタリア料理店で、石原氏と会食していたのだ。
実は、甘利氏と石原氏には因縁がある。2人は山崎拓元副総裁率いる「近未来政治研究会」(現石原派)
のメンバーだったが、2012年に石原氏が派閥領袖を引き継いだ後、ライバルの甘利氏は同派を離れた。
自民党のベテラン秘書は「すさまじい人事だ。甘利氏を引き留めながら、後任人事でライバルを抜擢して
『信賞必罰』という姿勢も示した。安倍首相の冷徹な一面を見た気がする。危機管理能力も高い。
政権のダメージは小さいのではないか」と語った。
政治評論家の浅川博忠氏は「甘利氏は複雑な思いを抱いているだろう。ただ、甘利氏の疑惑を
早期終結させたことで、安倍首相が一気に衆参ダブル選挙に持ち込む可能性も高まった」と分析している。
《今後、疑惑は》
民主党の枝野幸男幹事長は28日夜、「これで幕引きとはいかない」「閣僚辞任で終わらせていいのか」
などと語り、一連の疑惑を徹底追及する姿勢を示した。
政治資金規正法やあっせん利得処罰法に抵触する可能性もあるとみて、安倍首相の任命責任に加え、
甘利氏をはじめ関係者の参考人招致も辞さない考えだ。
だが、甘利氏が辞任した以上、衆参の予算委員会などで追及しようとしても、
当事者が閣僚席にいないため、限界がある。
>>2へ続く
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160130/plt1601301000002-n1.htm
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