【政治】２８年度予算案を２２日に国会提出へ　政府・与党、早期成立狙う　野党は審議拒否せず

ナス八 ★

２８年度予算案を２２日に国会提出へ　政府・与党、早期成立狙う　野党は審議拒否せず
http://www.sankei.com/politics/news/160113/plt1601130050-n1.html

　政府・与党は、平成２８年度予算案を２２日に国会提出し、安倍晋三首相の施政方針演説など政府４演説も同日に行う方針を固めた。
２７年度補正予算が２０日に成立する見通しとなったことから、予算案審議を切れ目なく進めることで、他の重要法案の審議時間を確保したい考えだ。

　自民党の谷垣禎一、公明党の井上義久両幹事長は１３日、東京都内で会談し、２０日の参院本会議で２７年度補正予算を成立させる方針を確認。
谷垣氏は、同席した自民党の佐藤勉、公明党の大口善徳の両国対委員長に「粛々と予算委で審議を進め、
補正予算案を一刻も早く上げてほしい」と指示した。政府４演説に対する各党の代表質問を２５日にも始めるシナリオを描く。

　政府・与党が予算案審議を急ぐのは、夏の参院選を控え会期延長が難しい中、消費税再増税に伴う軽減税率導入を含む税制改正法案や、
環太平洋戦略的経済連携協定（ＴＰＰ）関連法案など、多くの与野党対決法案を抱えているからだ。

　政府・与党は、税制改正法案を２８年度予算案と同時並行で審議し早期成立を目指す。成立後は、直ちにＴＰＰ関連法案などの処理を進める方針だ。

　ただ、１４日には衆院選挙制度改革を議論する有識者調査会が衆院議員定数を１０削減する改革案を大島理森議長に答申するため、
今国会中に答申に基づいて公職選挙法を改正すべきだとの声が強まれば、国会運営の波乱要素になりかねない。

　そうした中で、民主党など野党は審議拒否はせず、２８年度予算案などの論戦を通じ、
引き続き「首相が問いに正面から答えないという政治の劣化ぶり」（民主党の枝野幸男幹事長）を浮き彫りにしていく構えだ。

　審議は与党ペースで進んでいるが、軽減税率ではメドの立たない１兆円の必要財源について徹底追及し、
ＴＰＰ関連法案も「交渉参加自体が自民党の公約違反だ」と迫るなど、反転攻勢を狙う。
枝野氏は１３日の記者会見で「（補正予算案審議の）テレビ中継をフルで見た方には首相の無責任さは十分に伝わっている」と述べ、
対決姿勢を鮮明にさせた。

【政治】２８年度予算案を２２日に国会提出へ 政府・与党、早期成立狙う 野党は審議拒否せず

【政治】２８年度予算案を２２日に国会提出へ　政府・与党、早期成立狙う　野党は審議拒否せず