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【政治】 核燃料サイクル「大変な袋小路に入りつつある」 再処理工場の稼働23回延期 六ヶ所村に近づく決断のとき

1 :擬古牛φ ★:2016/01/06(水) 09:22:18.15 ID:???
★幻の焼酎と核燃料サイクルの夢−六ヶ所村に近づく決断のとき

 本州最北端下北半島の太平洋岸に位置する青森県六ヶ所村。
焼酎の本場九州から村内の企業に出向してきた社員の発案で始まった焼酎の製造事業は、
いまではネットオークションで定価の3倍近い価格で取引されるプレミアム焼酎を生み出すまでに成長した。
この地域はやませと呼ばれる特有の強い風の影響でコメの生産が難しく、地中で育つ長芋の生産が盛ん。
そのため、青森県は全国一の長芋生産地となっている。大量に出る規格外の長芋を活用する方法として
焼酎事業を提案したのが、使用済み核燃料の再処理事業のために六ヶ所村の日本原燃サービス(現・日本原燃)に
出向していた九州電力の社員だった。
製造事業が始まった1990年当初は焼酎の本場である九州の蔵元に長芋を送って生産を委託していたが、
原発や関連の施設などを立地する自治体に対して地域振興を目的に国から支払われる交付金を使って
村が醸造所を建て、2006年に村内での製造を開始。看板商品「六趣レギュラー」の生産数量は初出荷時の2倍の
8万本へと増えたものの、工場の直売店でも手に入りにくいほどの品薄状態が続き幻の焼酎と呼ばれる。

 大成功を収めた焼酎事業とは裏腹に、そのきっかけとなった核燃料サイクル事業は青森県や六ヶ所村が
受け入れを決定してから30年たった今も操業開始には至っていない。
村内では、東京電力や九州電力など原発を保有する電力会社が出資した日本原燃と政府が主体となり、
ウラン資源を有効活用するための核燃料サイクルの実現に向けた取り組みが続けられている。

●核燃料の2つの輪

核燃料サイクルを成すのは2つの輪。使用済み核燃料を処理して通常の原発で再利用するという軽水炉サイクルと、
処理した燃料を別な形の原子炉でも使う高速増殖炉サイクルの両輪が計画を支える。
高速増殖炉もんじゅの研究開発にはこれまでに計約1兆円が投じられたが、事故や点検漏れなどでほぼ20年間運転できていない。

原子力規制委員会は11月、もんじゅの事業を所管する文部科学省に対し現在の日本原子力研究開発機構に代わる
運営主体を見つけるよう求めた。さらに代替の組織を見つけられない場合には事業そのものを抜本的に見直すよう勧告しており、
半年後をめどに回答するよう要請した。この結論次第では、日本の核燃料サイクル全体が岐路に立たされるとの指摘もある。
(続く)

Bloomberg http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NZFN0Y6JTSEB01.html

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