【大阪】訪日客を飲む世界有数の都市型迷路「梅田ダンジョン」、ゲーム化期待も

記憶たどり。 ★

http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/151225/lif15122515590012-n1.html

迷路のように複雑に入り組んだ大阪・梅田の広大な地下街がインターネット上で、
地下迷宮を意味する「梅田ダンジョン」や「世界有数の都市型迷路」と称され、
注目を集めている。地図を片手に右往左往する外国人旅行者が続出。
日本人観光客でも“遭難”してしまうケースが多発しているという。
なぜこれほどまでに複雑な構造になったのか。

大勢の観光客らでにぎわう大阪・梅田の地下街「ホワイティうめだ」で今秋、
韓国人観光客の若い男女４人が地図を広げて立ち尽くしていた。天王寺駅から
梅田の家電量販店「ヨドバシカメラ」を目指して地下鉄で東梅田駅まで来たが、
その先の行き方が分からず、いったん地上へ。しかし通行人から地下から
行った方が早いと告げられ、再び地下に入ったところで結局、“迷子”になった。

韓国人の男性（２１）は「あっちだこっちだと議論になった。この複雑なつくりは技術力のある
日本らしいけど、日本人はよくこんな地下街をスムーズに移動できるね」と話した。

　◆ゲーム化期待？

大阪の玄関口・梅田の地下街の複雑な構造を、初めての来訪者が理解するのは
極めて難しい。特に日本語に不慣れな外国人が道に迷う姿が目立つが、短文投稿サイト
「ツイッター」では連日のように日本人の「遭難者」からの投稿が相次ぐ。インターネット上には
「世界有数の都市型迷路」と評し、迷いやすいルートを解説するサイトもある。

例えば、阪急梅田駅からジュンク堂書店大阪本店までのルート。乗るエスカレーターによって
おりる場所が変わるため「まず駅を出る際に２階改札から出るか３階改札から出るかが問題」とし、
「どの選択肢も見通しがきかないので一度迷ったら本当の『迷宮入り』になってしまう」としている。

ネット上では国内で最も難解な駅はどこかという論争も起こり、新宿駅と渋谷駅の構内を
再現した謎解きＲＰＧ（ロールプレーイングゲーム）アプリを制作した開発者が登場。
梅田駅版への期待も高まっている。