【福井】高浜原発の再稼働、地元の町長が同意を表明 [12/03]

★高浜原発の再稼働、地元の町長が同意を表明
2015年12月03日 09時20分

関西電力高浜原子力発電所３、４号機について、立地する福井県高浜町の野瀬豊町長は３日、
再稼働への同意を表明した。

２０１３年の新規制基準施行後、立地市町の同意は、九州電力川内原発の薩摩川内市、
四国電力伊方原発の愛媛県伊方町に次いで３例目となる。

野瀬町長はこの日の町議会で、新規制基準に基づく防災対策や広域避難計画づくりが
進んでいることなどを挙げ、再稼働に同意した。

３、４号機は今年２月、原子力規制委員会の安全審査に合格。現在は設備の最終チェックである
「使用前検査」を行っており、関電は、３号機で来年１月下旬、４号機で２月下旬の再稼働を目指している。

国や関電は再稼働に必要な地元同意の対象を高浜町と福井県としている。
同町議会は今年３月に同意しており、今後、同県議会と知事の判断が焦点となる。

ただ、福井地裁が今年４月、３、４号機の再稼働差し止めを命じる仮処分決定を出しており、
覆らない限り再稼働できない。仮処分に対し関電が申し立てた異議審の結論が出るのは、年明けとみられている。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20151203-OYT1T50056.html