【事件】八王子の施設から外出したまま行方不明となっていた少年と見られる遺体を発見　高尾山近辺

ナス八 ★

不明１５歳か　遺体発見…小仏城山
http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20151120-OYTNT50026.html

◆遭難　滑落の可能性
　高尾山に連なる山中で今月２日、少年の遺体が見つかったことが捜査関係者への取材でわかった。遺体の着衣などから、
９月に入所施設から外出したまま行方不明となっている都立八王子特別支援学校の松沢和真君（１５）とみられ、神奈川県警がＤＮＡ鑑定をするなどして最終確認を進めている。

　八王子署や神奈川県警津久井署によると、松沢君とみられる遺体は、今月２日午前９時頃、高尾山に隣接する小仏城山（標高６７０メートル）の相模原市側の沢で発見された。

　遺体の周辺には「マツザワ」と記された上着も見つかり、着衣を家族と同施設の関係者に確認してもらったところ、松沢君のものと判明した。
遺体の状況から事件の可能性は低く、山中で遭難して沢に滑落したとみられる。県警では、ＤＮＡ鑑定を行って身元の最終確認とともに死因を調べている。

　松沢君は９月４日夕方、八王子市の入所施設から１人で外出。バスと電車を乗り継ぎ、京王線高尾山口駅の改札から出る姿が防犯カメラの映像で確認されていたが、
その後の足取りが分からなくなっていた。今月２日、小仏城山の山道を歩いていた通行人から、津久井署に「遺体がある」との通報があり、発見された。

　高尾山周辺に詳しい関係者によると、遺体発見場所は、高尾山の山頂から２時間以上かかり、途中の山道は狭く、
整備されていないために崩落している所もあるという。通行する人はほとんどいないような道沿いの沢だという。

　施設によると、施設の門は通常施錠されているが、松沢君が外出した時は入所者たちの帰宅時間帯で、頻繁に開閉されており、
職員が目を離した隙に外出したとみられる。松沢君は知的障害のため会話は難しく、外出時に金銭等の所持品は身に着けていなかった。

　同施設の責任者は「当時、施設内でトラブルが重なり、監視が手薄になってしまった。職員の不注意もあり、深く反省している。
ご家族には大変申し訳なく思っている。設備や職員の態勢を徹底的に見直す」と話した。

　高尾山では今年に入り、今月１１日までに、行方不明者の捜索や救助などのために高尾署山岳救助隊が６５回出動している。

【事件】八王子の施設から外出したまま行方不明となっていた少年と見られる遺体を発見 高尾山近辺

【事件】八王子の施設から外出したまま行方不明となっていた少年と見られる遺体を発見　高尾山近辺