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【国際】太っ腹中国にお金のために跪いたイギリスの「原発プロジェクト」がスリル満点すぎる![10/30]

2 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/10/30(金) 10:08:02.82 ID:???
>>1より

ドイツでももちろん、このニュースは大きく報道されたが、一番の話題は、晩餐会で真っ赤なイブニングドレス
をまとって習近平主席の隣に座ったキャサリン妃のティアラだった。

ダイヤモンドがたくさん付いたこのティアラは、エリザベス女王から譲られたものだとか、
王女がティアラを付けたのは3度目だとか、大衆紙だけでなく、主要新聞にもそんな記事が載った。

ドイツ人は、第一次世界大戦の終結時、戦に負けた腹いせに自らのカイザーを追放してしまったため、
無い物ねだりなのか、王室の話が大好きなのだ。

■切羽詰まったイギリス、渡りに船の金満中国

イギリスのエネルギー政策は、どうしようもないほど迷走している。太陽光と風力は、買取りのおかげで増えに増えた。
しかもイギリス政府は、2020年までに再エネ電気の割合を、さらに全電気供給量の3分の1まで引き上げる計画だ。

これでは当然、火力は出番が減り、儲けが出せない。特に、石炭火力は多くが老朽化しており、そのうえ、
温暖化防止の見地からも将来性はない。そこで現在、石炭火力がどんどん撤退しているのだが、
徐々に撤退ならよいが、今年だけで9基も閉鎖されてしまうため、困ったことになっている。

再エネは容量がいくらたくさんあっても、風のない日、太陽の照らない日は発電できない。
だから、去年の冬は10〜15%あった余剰電力が、今年は2%以下になりそうで
、その危うさは今年の夏の関西電力に匹敵する。ロンドンで停電など起きれば、産業への打撃は計り知れない。

そこでイギリス政府は、至急、クリーンな原発、あるいは天然ガスの発電所を建てる必要に迫られているのだが、
再エネになされている補助が市場を破壊してしまっている現在、このような不利な条件でガス、
あるいは原発の事業に参入しようという投資家はなかなか現れない。

イギリス政府としては、「国庫は空っぽだし、この際、投資してくれるなら誰でも良い」というほどまでに切羽詰まっていた。
そこで折しも、お金持ち中国の出番となったわけだ。

つまり今回のプロジェクトはいわば、お金がなく、技術がなく、そのうち電気も足りなくなるはずのイギリスと、
経営状態が悪くて原発産業が停滞しているが、ぜひリベンジを試みたいものの、やはり資金繰りに自信がないフランス、
そして、お金があり、しかも原発技術大国になりたい中国の利害が見事に一致した、世紀のビッグビジネスなのである。

ヒンクリーポイントの新原発の完成は2025年の予定だ。

■英中黄金時代の到来

ただ、イギリス国内では、お金のために中国に跪いたとして赤面している人たちも少なくないらしい。

そういえば、晴れ舞台でのキャメロン首相の笑顔が、心なしか不自然に見えたのは私のやっかみか?

ドイツの報道では、中国が本当に加圧水型軽水炉を作れるかどうかは疑問だと書いてあったが、
ひょっとするとこれもドイツのやっかみかもしれない。

ちなみに、ドイツ最大の電力大手RWEは、海外の原子力事業からも一切手を引いてしまった。
これからは再エネ事業に専念するのだそうだが、せっかくの原発技術が埋もれてしまうのは、ちょっと惜しい気がする。

一方、習近平主席は大満足の体で、英中関係がますます良好かつ堅固になったと得意満面で強調していた。
過去のことは水に流したのか、イギリスにアヘン戦争の謝罪を要求したという話も聞かない。

今や英中黄金時代の到来! 太っ腹の中国である。 (了)

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