【国際】ロシア、シリア空爆にクラスター爆弾使用か　米ロ対立激化［10/10］

★ロシア、シリア空爆にクラスター爆弾使用か　米ロ対立激化
10/09 20:32

シリアに向けたロシアの攻撃が、さまざまな物議を醸している。
巡航ミサイルは、イランに着弾したのか、そして、より残虐な爆弾が使用された可能性が急浮上している。
ロシア軍が7日、シリアに向けて放った巡航ミサイル。

ミサイルは、カスピ海からイランやイラクの上空を通って、シリア国内のイスラム国の
武器庫や指令拠点など、11の目標を破壊したとして、ロシア軍はその成果を誇示した。
しかし、アメリカのメディアなどは、アメリカ当局の話として、26発の巡航ミサイルのうち、
4発が目標に届かず、イランに落下したと報道。

これに、ロシア側は、すぐさま反応した。
ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は「われわれは、ミサイルの発射や、
ミサイルによる破壊をほぼリアルタイムで把握している」と、イランへの落下を否定。
イランの当局も、同様に否定した。

ロシアが本格化させているシリアでの攻撃をめぐっては、もう1つ、新たな火種が生じている。
シリアで新たに撮影された1枚の写真には、男性が、爆弾のようなものを、不安げにのぞき込んでいる様子が写っていた。
これは、ロシアがシリアでの空爆に使用したと指摘されている、クラスター爆弾。
数千個の小さい爆弾を内蔵する大きな爆弾が、空中で分解、小型爆弾を広範囲にまき散らす強力な兵器。
しかし、大量の不発弾を出し、紛争後も多くの負傷者を出す残虐な兵器として、国際的な非難の対象になっている。
そのロシア軍の支援を受け、アサド政権側は、反体制派の大規模な掃討作戦に乗り出した。

こうした一連の動きに対し、アメリカのカーター国防長官は「わたしたちは、今もこれからも、
ロシアの間違った戦略に賛成はできない。彼らが間違った戦略を続けるなら」と述べ、
ロシア軍がアメリカが支援する穏健派の反政府勢力に対しても攻撃を行っているとして、
あらためて懸念を表明。米ロの溝は、いっそう深まっている。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00305251.html

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