【沖縄】ＴＰＰ大筋合意に翁長知事が懸念「畜産業やさとうきびについてグレーゾーンが多すぎる」 [10/06]

★ＴＰＰ大筋合意で知事懸念示す

ＴＰＰ＝環太平洋パートナーシップ協定をめぐる交渉の大筋合意をうけて、
翁長知事は「畜産業やさとうきびについて、国会の決議を守るようにと主張してきたが、
そういった部分もグレーゾーンが多すぎる」と述べ、懸念を示しました。

ＴＰＰ＝環太平洋パートナーシップ協定の交渉は、アメリカ南部のアトランタで、
日本時間の５日の夜に開かれた交渉参加１２か国による閣僚会合で、乳製品の関税の
取り扱いなど、難航していた分野で各国が折り合い、大筋で合意しました。

これについて翁長知事は、６日の県議会で、「沖縄との関係では、特に、畜産業、
さとうきびについて、国会の決議を守るようにと主張してきたが、そういった部分も
グレーゾーンが多すぎる。国会の審議で、沖縄県側の主張に加えて、米の問題や
食料の備蓄など課題があると思うので、いろいろな形で議論していただかないと、
いいように見えて、問題点がたくさんある」と述べ懸念を示しました。

県によりますと、大筋合意を受けて、５日、農林水産省からは合意内容などが
記された資料が、ＦＡＸで届いたと言うことです。

このため県は、６日朝から内容の精査を進めていますが、大筋で合意した分野が
多岐にわたるとして、今後、県内の農家にどのような影響が出るのかを見極めるため、
国や関係団体から情報の収集をはじめています。

また、サトウキビの農家からは不安の声などが上がっています。

このうち、沖縄本島南部、南城市でサトウキビを栽培している農家の玉城健さんは
「ＴＰＰの大筋合意というのは、関税ゼロに向けてスタートを切ったということであり、
沖縄のサトウキビ農家が全滅するのではないかというくらいの不安がある。
国は『農家を守る』と言っているので、サトウキビ栽培を続けられるよう、
支援策を打ち出してほしい」と話していました。

10月06日　12時39分
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5095461701.html

【沖縄】ＴＰＰ大筋合意に翁長知事が懸念 「畜産業やさとうきびについてグレーゾーンが多すぎる」 [10/06]

【沖縄】ＴＰＰ大筋合意に翁長知事が懸念「畜産業やさとうきびについてグレーゾーンが多すぎる」 [10/06]