【朝鮮日報】左派の学生運動家から慰安婦問題に青春をささげた日本人、臼杵敬子氏に聞く［08/08］

★慰安婦問題に青春をささげた日本人、臼杵敬子氏に聞く(上)
2015/08/08 06:43

大勢の人でごった返す日本の高松空港で、記者は一目で臼杵敬子氏（67）を探し当てた。
一度も会ったことがなかったが、見た瞬間「あの人だ」と感じた。臼杵氏は古びた
キャップをかぶり、水色のシャツにズボンといういでたちで、ゴム製のサンダルを履いていた。

「たまたま飛び込んでから25年の月日が流れました。こんなに長くなるとは思いませんでしたよ。
『慰安婦補償問題』が解決したら、おばあさんたちに『私の青春を補償してください』
と言おうと思います（笑）」

臼杵氏は日本の戦後責任をハッキリさせる会「ハッキリ会」を立ち上げた人物だ。
日本の東京地方裁判所で13年間続いたアジア太平洋戦争韓国人犠牲者補償請求裁判を支援したほか、
旧日本軍慰安婦問題の解決に向けて日本国内で体を張って闘ってきた。

「韓国の遺族はほとんどが田舎のお年寄りだったんですよね。成田空港に着いて、市内に向かう
バスを待つ間、地べたに座ってイカを食べながら焼酒（ソジュ・韓国式焼酎）を飲んでいましたから（笑）。
会のメンバーたちが旗を持って『こちらですよ、あちらですよ』と言いながら軍隊のように引率しました」

－互いに文化や感覚が違うので、日本人にとってはあまり理解できないでしょうね。

「私たちは遺族会に『警備の問題があるので、できればあまり大人数では来ないでほしい』と
伝えたんです。ところが韓国側は皆『私が行かないと解決しない』と言って、
一度に50人もやって来ました。このころは、JAL（日本航空）の航空運賃が安かったんです。
それで、JALに乗ってくると言うのでその時間に待っていたら『日本と争わなければならないのに、
なぜ日本の飛行機に乗る必要があるのか。KAL（大韓航空）に変えた』と電話が来たんですよ（笑）。
頭が痛くなりましたが面白かったですね」

臼杵氏は大学時代、左派の学生運動家だった。日本大芸術学部を中退後、フリーランサーや
放送作家として働いた。1976年、韓国に留学中の友人を訪ねるまでは、韓国について全く知らず、
関心もなかった。

「韓国まで飛行機で2時間しかかからないことに驚きました。こんなに近い韓国について、
どうして全く知らなかったのかと思いましたね。その後、日本人の『キーセン（妓生＝この場合は
売春婦）観光』を取材しているうちに、歴史の中に慰安婦問題もあったということを知ったんです。
日本のテレビで『日帝（日本の帝国主義支配）36年、戦後36年』のような番組を制作したときには
（放送）作家として参加しました」

臼杵氏は34歳のときに延世大の語学堂（韓国語専門教育機関）で学び、当時付き合いのあった
韓国の女性週刊誌の編集長を通じて元慰安婦の女性と会うことができた。

「1984年でした。ペ・エジャさんはソウル・三角地にある建物の屋根部屋に住んでいました。
慰安婦としてミャンマーまで連れていかれ、現地で解放（日本による植民支配からの解放）の日を
迎えたそうです。しかし韓国には戻らず、サイゴン（現ホーチミン市）に移動し、
そこで韓国人男性と結婚しました。ところが慰安婦だったという事実がばれて、
離婚されてしまいました。その後ベトナム人男性と出会って一緒に暮らしました。
ベトナム戦争でサイゴンが陥落したとき、5人の子どもを連れて韓国大使館に駆け込んだそうです。
そしてベトナムの難民たちに交じって韓国に入国したのです。波乱万丈の人生でした」

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/08/08/2015080800396.html
関連
http://www.zephyr.dti.ne.jp/~kj8899/USUKI_liberal.html
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【朝鮮日報】左派の学生運動家から慰安婦問題に青春をささげた日本人、臼杵敬子氏に聞く ［08/08］

【朝鮮日報】左派の学生運動家から慰安婦問題に青春をささげた日本人、臼杵敬子氏に聞く［08/08］