【株式】日経平均２万円割れ　一時５００円超下げ　１カ月半ぶりの安値水準

海江田三郎 ★

http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXLASS0ISS14_08072015000000

８日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は一段安となっている。
一時、前日比で約470円安の１万9900円ちょうど近辺に下げ、取引時間中として６月18日以来、
およそ３週間ぶりに節目の２万円を割り込んだ。取引時間中では５月18日（１万9741円）以来、
約１カ月半ぶりの安値水準。中国・上海株式相場の急落で投資家心理が悪化。アジア株は軒並み下げ、
日本株はほぼ全面安となった。東証の昼休み中に大阪取引所で日経平均先物９月物が２万円を下回っており、
裁定解消売りが現物株の下げにつながったとの指摘が出ている。

２万円を割り込んだことで、個人投資家に追い証（追加担保の差し入れ義務）が発生するとの懸念もあるという。
ＳＭＢＣ日興証券の西広市投資情報部部長は「中国株が下げ止まらず、資源価格の急落につながり
米景気への懸念も台頭した」と指摘。「日本にとっては中国人観光客の消費に陰りが出るとの懸念もあり、投資家のリスク回避が加速している」と話した。
　ＪＰＸ日経インデックス400と東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）もともに一段安。ＴＯＰＩＸは５月14日以来の安値を付けた。

　前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約126億円が成立した。
市場では「売り買い均衡」との声が聞かれる。

　12時45分現在の東証１部の売買代金は概算で１兆7078億円、売買高は17億1193万株。
東証１部の値下がり銘柄数は全体の94％にあたる1772、値上がり銘柄数は87、変わらずは29となっている。
　住友商や三菱商など商社株が一段安。コマツは下げ幅を５％超、日産自は６％超にそれぞれ広げた。〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕

【株式】日経平均２万円割れ 一時５００円超下げ １カ月半ぶりの安値水準

【株式】日経平均２万円割れ　一時５００円超下げ　１カ月半ぶりの安値水準