【金沢】「戦争立法反対」と声を上げながらデモ行進も　市民団体「石川憲法会議」講演会　160人(主催者発表）が参加

★「安保法案廃案へ声を　金沢
2015年6月28日

・憲法学者講演とデモ

憲法学者の森英樹名古屋大名誉教授が二十七日、金沢市香林坊の県教育会館で講演し、
国会で審議中の安保法案について問題点を指摘。「国会内の多数派を世論で包囲して、
否決させるにはどういう手練手管が必要か。真剣に考えないといけない」と訴えた。

森名誉教授は、安倍晋三内閣が集団的自衛権行使を盛った法案を提出した狙いについて
「本当は憲法九条を変えたいが、変えられないので法案を出した」と指摘。
昨年の衆院選で集団的自衛権行使の是非を争点化しなかったにも関わらず
「国民の信任を得た」と主張したとして安倍首相の姿勢を非難した。

法案については、特定秘密保護法を盾に武力行使に踏み切った際の判断を公表しない
可能性があることや、米軍支援の場合は事実上国会の承認が必要ないことなどを問題視。
世論が法案反対に傾いているとして「与党の選挙区の支持者が『もうやめて』という
声をぶつけ始めれば流れは変わる」と訴えた。

講演会は金沢市の市民団体「石川憲法会議」が主催し、百六十人（主催者発表）が参加。
参加者は講演会後、市中心部の約一・五キロを「戦争立法反対」などと声を上げながら
デモ行進した。　（山内晴信）

http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20150628/CK2015062802000033.html

（上）安保法案の問題点などを指摘する森英樹名誉教授＝県教育会館で（下）安保法案反対を訴えてデモ行進する参加者＝金沢市広坂で
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20150628/images/PK2015062702100167_size0.jpg

【金沢】「戦争立法反対」と声を上げながらデモ行進も 市民団体「石川憲法会議」講演会 160人(主催者発表）が参加

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